2023 Fiscal Year Annual Research Report
Proposal and practical evaluation of communication design that builds a mutually caring relationship with more than human beings
Project/Area Number |
21H03768
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ソン ヨンア 法政大学, デザイン工学部, 教授 (20831423)
城 一裕 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80558122)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | more-than-human / 発酵 / 微生物 / ロボット / entanglement |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度においては前年度から引き続き日本科学未来館と発酵デパートメントでの第四世代Nukabotの一般公開展示を行いつつ、各施設のスタッフに参加していただくかたちでの実験を実施した。その結果、媒介となるテクノロジーの挙動によって、微生物およびテクノロジーそのものの社会的存在感の認知が変容し、また人の知覚するそれぞれとの関係の望ましさが変化する様子が明らかになった。この成果は現在、国際学会もしくは論文誌へ寄稿するための論文としてまとめている。また、ビルバオで2023年5月に開催されたFood4Future、パリで10月に開催されたカンファレンスでNukabot研究に関する招待講演を行った。 また、デジタルコンテンツ協会によってNukabotが2023年度のInnovative Technologiesに選出され、2023年11月に開催された展示にてSIGGRAPH賞を受賞し、2024年7月にデンバーで開催されるSIGGRAPH Emerging Technologies展への出展権利を獲得した。 また、Nukabot以外でも本研究の成果を発表した。微生物学の分野では、ぬか床から人の皮膚常在菌叢へ乳酸菌が移入することを実証した論文がFEMS Microbiology Lettersに採択され(DOI: 10.1093/femsle/fnad120)、また現在は博物館と食品店というオープン環境でのぬか床菌叢の推移を報告する論文が査読中(プレプリント:DOI: 10.1101/2023.11.17.567490)である。また、Nukabotの会話研究から派生した「共話」に関する論文がACM CHI2024に採択され、Honorable Mention(トップ5%)を受賞した(DOI: 10.1145/3613904.3642046)。
|
Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(6 results)