2023 Fiscal Year Annual Research Report
Control exploration and exploitation: The behaviour mechanism, neural basis, and computational model
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21H03780
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
温 文 立教大学, 現代心理学部, 准教授 (50646601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今水 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30395123)
前田 貴記 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40296695)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 運動主体感 / 探索 / 利用 / 神経科学 / 計算論 / 統合失調症 / ベイズモデル / 自他区別 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、主体感の探索と利用の行動、および神経メカニズムに関する仮説を検証することを目的としている。特に、人間が環境から主体感を能動的に獲得していく過程を明らかにすることに注目した。 令和5年度では、主体感の判断および制御の検出課題を用いて、ヒトの行動データを収集し、機械学習の手法で解析を行った。実験参加者がマウスを動かして、画面上に動くドットは自分で制御できるものなのかを判断する課題、および画面上複数動くドットから自分が制御できるドットを選ぶ課題を行った。マウスの運動は、1秒に60回記録される2次元の軌跡である。このような高次元の運動情報から、主体感の探索と利用に関連する特徴を抽出することはこれまでに困難であった。そこで、本研究は機械学習(ディープラーニング)の手法を用いて、マウスの動きをモデルに学習させ、モデルの隠れ層の情報を用いて、実験参加者の行動空間の特徴を把握しようとした。その結果、制御のレベル(良さ)に応じて、運動空間の多様性が変わることが明らかになった。本研究の成果はプリプリントとして公表されており、現在投稿中である。 また、令和5年度では、他者または自分の顔を制御できる場合、ヒトの表情と頭の動きに関する運動に対して解析を行った。自分の顔を制御している場合、この顔は制御できるという信念を持つが、他者の顔を制御している場合、このような制御の信念を持たない。制御の信念を持つことは、主体感の利用行動に繋がり、予測誤差に対する敏感度が高まると考えられる。一方、制御の信念を持たない場合は、主体感の探索につながると考えられる。行動に対する解析の結果はこの仮説を支持し、事前信念によって主体感のモードが決まれ、行動が影響されることが実証された。本研究の成果はプリプリントとして公表されており、現在投稿中である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Control over self and others’ face: Exploitation and exploration2024
Author(s)
Wen, W., Mei, J., Aktas, H., Chang. A., Takada, K., Suzuishi, Y., and Kasahara, S.
Organizer
MindBrainBody Symposium (MMB Syposium 2024)
Int'l Joint Research