2023 Fiscal Year Annual Research Report
磁場スイッチDNP-MRIによる臨床代謝計測装置の試作・実証研究
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21H03800
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Research Institution | Nagasaki International University |
Principal Investigator |
市川 和洋 長崎国際大学, 薬学部, 教授 (10271115)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 彩乃 長崎国際大学, 薬学部, 講師 (30826186)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 磁気共鳴 / 高感度 / イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
一般的代謝過程に適応で逐次的な計測が可能で、臨床機器へと展開可能な技術要素と感度を有する常温他核種DNP-MRI装置を開発し、疾患モデルに応用することで、代謝過程全般に応用可能な生体代謝リアルタイム分子イメージングの装置の試作実証を行うことを目的とした。そのために、磁場スイッチによる他核種DNP-MRI装置を試作した。DNP励起と信号検出を異なる磁場強度で行う磁場スイッチにより、核スピン検出の高感度化を実現することで、原理的には1000倍以上の好感度化が見込まれ、臨床計測が可能な高感度化レベルを実現することを目指した。 昨年度までに、試作機の要件検討と試作を行った。試作機は平行平板型の組み合わせであり、磁場均一性等を実測した。最終年度は、以下の開発を行なった。 (1)磁石装置の将来的なアップグレードを考慮し、磁場均一性向上のための補正コイル等を設計した。 (2)共同研究者が別プロジェクトで開発しているスピンロック機能実装をすすめた。初期段階の結果ではスピンロックによる投入電力の効率利用化を示唆する結果を得た。
以上に基づき、試作装置において13C核の代謝基質を可視化可能であることを実証し本研究を完了した。化学シフトが小さい条件においてスペクトル分離・イメージングを実現するため、磁場均一性向上を今後の課題として抽出できた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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