2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of sonosensitizer delivery nanocomposites for minimally invasive cancer therapy
Project/Area Number |
21H03823
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
原田 敦史 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (50302774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北山 雄己哉 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (40649745)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 超音波力学療法 / 酸化チタンナノ粒子 / ナノコンポジット |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、ホスホリル基をもつ連鎖移動剤を用いた可逆的付加開裂型連鎖移動(RAFT)重合により種々分子量の分布が狭いポリ(オリゴエチレングリコールメチルメタクリレート)(P(OEGMA))を合成した。界面活性剤であるBriji98存在下で、TiO2ナノ粒子に種々分子量のP(OEGMA)を修飾することによりTiO2ナノ粒子の分散安定化が可能であることを動的光散乱測定により確認した。また、分散安定化の程度は、P(OEGMA)の分子量が大きいほど高いことが確認された。さらに、P(OEGMA)修飾TiO2ナノ粒子は超音波照射によって一重項酸素生成能を蛍光プローブとしてSinglet Oxygen Sensor Greenを用いて評価し、P(OEGMA)修飾後においてもTiO2ナノ粒子の超音波増感剤としての機能が損なわれていないことを確認した。 次に、種々条件下でP(OEGMA)末端ジチオベンゾエート基のチオール基への返還を検討した。還元剤としてNaBH4を用いることにより、P(OEGMA)末端のジチオベンゾエート基の50%程度をチオール基に変換できることを確認した。さらに、ポリエチレングリコールの末端水酸基にp-ニトロクロロフォルメートを反応させた後、N-[2-(2-ピリジルジチオ)エチル]アミンを反応させることにより、片末端にチオール基と反応性を有するポリエチレングリコールを得た。このポリエチレングリコールと末端がSH基に変換されたP(OEGMA)をDMSO中で反応させることにより、連結部がジスルフィド結合であるポリエチレングリコールとP(OEGMA)のブロック共重合体が合成可能であることが確認された。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)