2021 Fiscal Year Final Research Report
小学校生活科・総合的な学習におけるSDGsを行動化する為のヘチマたわし教材の開発
Project/Area Number |
21H03924
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | 臼杵市立佐志生小学校 |
Principal Investigator |
HIGASHI TETSUYA 臼杵市立佐志生小学校, 小学校教諭
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | SDGs / 生活科 / 総合的な学習の時間 / ヘチマ / ヘチマたわし / スポンジたわし / ステークホルダー / 遠隔授業 |
Outline of Final Research Achievements |
本研究は、SDGsの目標「12.つくる責任・つかう責任」と「14.海の豊かさを守ろう」への行動化を小学校生活科・総合的な学習の授業で実現する為の教材の開発である。子ども達が生活を見つめたり、地域や自然との関連を考えたり、自ら行動したくなる教材として、ヘチマたわしとスポンジたわしの比較体験に着目した。検証授業の結果、8割の子ども達が天然たわしの魅力を理解し、地域での販売活動を通してひろげる行動化を考えた。 その他、大分県が作成した動画教材の視聴やNPO法人との協働で作成したスライド教材・海の清掃船乗船体験、Zoomを活用した生産者との遠隔授業等、授業の手立ての有効性を検証することができた。
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Free Research Field |
科学教育、理科、生活科、総合的な学習
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
研究成果の学術的意義は、先行研究の検討を行ったところ類似の実践研究や研究課題は皆無であったこと。また「ヘチマたわし」の教材化は、旧来行われてきたもののSDGsの視点でとらえなおしたこと等がある。2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択されたSDGsは、行動化する為の教育実践研究かどうかが研究の要所となる。 社会的意義は、学校運営協議会(CS)や地域を支える人々との連携によって多くの人の理解を得る教育実践となったこと。また、各ステークホルダーとの連携や「ヘチマたわし」と「スポンジわたし」の比較体験から始まるSDGsを行動化する為の学習は、各学校で実践が可能であること等が挙げられる。
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