2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
啓蒙・物語・陰謀:18世紀ヨーロッパの社会変化に関するナラティヴ論的比較研究
Project/Area Number |
21H04340
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 1:Philosophy, art, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
齋藤 渉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20314411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井奥 陽子 東京藝術大学, 美術学部, 研究員 (60836279)
久保 昭博 関西学院大学, 文学部, 教授 (60432324)
後藤 正英 佐賀大学, 教育学部, 教授 (60447985)
多久和 理実 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 講師 (20814718)
武田 将明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10434177)
濱本 真実 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (00451782)
増田 都希 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 講師(非常勤) (50760633)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、18世紀を中心とした啓蒙期のヨーロッパにおける社会変化を、〈物語〉概念を批判的に援用する手法で、思想的に分析することを試みるものである。そのため、〈物語〉概念自体の検討を理論的に行うとともに、他方、地域ないし分野横断的に考察する歴史的研究も行い、二方向からの総合的な研究がなされる見通しである。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究の学術的意義は、啓蒙と陰謀論の関係や、自然科学に見られる学術的言説の変容など、広範な問題意識を有し、研究成果も多分野に影響するような学際的側面をもつ点にある。さらに、本研究は翻って今後のナラティブ論に新たな切り口を提供することにも繋がる。また、18世紀の啓蒙研究にとどまらず、現代社会にも照射しうるような広範な成果が期待される。
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