2022 Fiscal Year Annual Research Report
Acquisition and evaluation of Japanese prosody using a triple data corpus
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21H04348
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 良子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20347785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峯松 信明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90273333)
磯村 一弘 獨協大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (00401729)
阿部 新 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (00526270)
金村 久美 名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (20424955)
木下 直子 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (40364715)
波多野 博顕 筑波大学, 人文社会系, 助教 (10709364)
松田 真希子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10361932)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Keywords | 日本語学習者 / 韻律 / アクセント / イントネーション / 音声コーパス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては、言語的情報や、話者の感情や発話態度を的確に伝えるために重要とされる日本語韻律的特徴について、学習者の日本語発音データを横断的にオンラインで収集 、分析することによって、日本語音声コミュニケーションを阻害する要因を言語ごとに究明する。学習者の日本語音声には学習者の母語の特徴も反映されることから、①学習者の日本語、②学習者の母語、というバイリンガルデータ、そして比較対照として③日本語母語話者発音を収録し、学習者の母語干渉について双方向的な検討が可能な、三重の学習者音声コーパスを構築する。さらに母語話者による主観や機械学習による発音評価データも収集し、外国人学習者の日本語発音はどれほど許容されるのかという点についても分析を行い、音声言語研究・教育を飛躍的に向上させるための多面的研究を展開する。研究成果はオンライン音声教育・評価用ツール開発にも結びつけることを目的としている。 2022年度は、コロナウイルス感染拡大が続いていたため、申請当初、初年度・翌年度に予定していた海外における音声資料収集や研究打ち合わせの全てを行うことはできなかったが、中国、韓国、ドイツにおいて日本語学習者の音声データの収集を行い、発音の問題点の把握・整理することができた。また日本語母語話者および機械学習による評定データの収集にも着手することができた。このため、オンラインを含めた定期的なミーティングを行って共通タスク文の完成、試用など繰り返すことができた。またアンケート項目の整理を行い、オンラインボイスレコーダーの改良も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度・次年度に予定していた共通タスク文を使った音声データ収集をようやく行うことができ、一部の音声データの分析にすすむことができた。しかし、オンラインでの打ち合わせを定期的に行い、オンラインシステムをより生かして研究をすすめるための方策を、分担者らと検討した。その結果、オンラインによる音声収集システムの改良にもつなげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度収集した音声データについて、音響分析を開始したため、より効果的な分析方法の確率と成果発表を目指す。オンライン教材の開発にも着手する。今後も、国内外の研究分担者・協力者とオンライン遠隔会議、Dropbox等のオンラインストレージ、Discord等を用いた資料共有を積極的に進め、より効率的に行う研究をすすめていく工夫をする。研究成果について、論文集を出すなど、国際的にも研究成果を発信していきたい。
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Research Products
(28 results)