2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
中国の改革開放萌芽期の再検討:メディア空間からみた旧東欧との分岐
Project/Area Number |
21H04354
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 3:History, archaeology, museology, and related fields
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 元哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80454403)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 禎浩 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10222978)
松戸 清裕 北海学園大学, 法学部, 教授 (10295884)
加茂 具樹 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (30365499)
吉見 崇 東京経済大学, 全学共通教育センター, 准教授 (30805106)
網谷 龍介 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40251433)
ホルカ イリナ 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 准教授 (40760343)
村田 雄二郎 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70190923)
中田 瑞穂 明治学院大学, 国際学部, 教授 (70386506)
家永 真幸 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (90632381)
|
Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
|
Summary of the Research Project |
大国化した現代中国を形作った重要な歴史的転換点である1970年代後半から1980年代の改革開放萌芽期の「メディア空間」に注目し、中国が新型のデモクラシー(「人民民主主義」)をめぐって制度や思想をどのように変化させようとしたのか解明する。東アジア全体を視野に入れつつ、かつソ連・旧東欧などと比較するという独創的な視点を持つ。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
人民共和国の成立以来の台湾、香港および日本との関係が与えた複雑な影響に注目する視角は、米中関係を中心とした従来の議論を乗り越えるうえで重要性を持つ。中国本土に比べ学術的に自由な立場にあり、かつ欧米やアジアに比べ多くの情報を入手できる日本だからこそできる研究であるという強い使命感が感じられ、日中英の三言語での成果発信が国際的にも評価を得ることが期待できる。
|