2022 Fiscal Year Annual Research Report
Theoretical and Empirical Analysis on Collusion
Project/Area Number |
21H04402
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中林 純 京都大学, 経済学研究科, 教授 (30565792)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花薗 誠 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (60362406)
西脇 雅人 大阪大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (80599259)
|
Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
|
Keywords | 繰り返しゲーム / 情報 / コミュニケーション / 談合 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では繰り返しゲームの均衡について、データを用いて検証することを行った。本研究課題の研究テーマの一つである談合のスクリーンの手法に関する論文は、経済学の主要な学術雑誌の一つであるReview of Economic Studies誌に掲載されることとなった。また研究代表者及び研究分担者の関連する論文についても、経済学の他の主要な学術雑誌に掲載されることになった。加えて、本研究課題を通じて得られた理論的知見は、実務にも応用されることとなった。具体的には競争当局等における談合・カルテルの取り締まり政策への応用であり、また公共事業発注機関における入札参加業者へのコンプライアンス政策などの分野である。さらに、本研究課題を通じて得られた多数の発注機関の入札データについては、今後調達全般に関する研究などへの応用がなされることも期待できる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究成果論文の公刊が予想外に早くに決まったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き残ったテーマの研究を続けるともに、新たなテーマの設定について検討する。
|