2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
レーザー誘導共鳴散乱によるXENON1T超過事象のアクシオン的解釈の検証
Project/Area Number |
21H04474
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
本間 謙輔 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (40304399)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
時田 茂樹 京都大学, 化学研究所, 教授 (20456825)
橋田 昌樹 東海大学, 総合科学技術研究所, 特任教授 (50291034)
金井 恒人 京都大学, 化学研究所, 特定准教授 (00442947)
井上 峻介 京都大学, 化学研究所, 助教 (40724711)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
国内の10TWの大強度レーザー光を用いたレーザー誘導共鳴散乱の観測から未知のアクシオン的粒子の発見を目指す。これには2020年にXENON1T実験で観測された超過事象を説明するものとして提案されているアクシオン的粒子の検証も含まれる。さらには欧州の0.1PWレーザー光を用いたより広い範囲でのアクシオン的粒子探索を行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
レーザー誘導共鳴散乱を用いた新粒子探索というアプローチは応募者によって発展されてきた独創的な手法であり、他に類をみない。未探索の広い領域でのアクシオン的粒子の探索により、2020年に観測されたXENON1T実験の超過事象を説明するようなアクシオン粒子を検証するだけでなく、多くの標準模型を超える素粒子模型に現れるアクシオン的粒子が探索されることから学術的意義が大きい。
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