2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
金星大気循環を駆動する紫外吸収物質の同定と太陽放射加熱率の導出
Project/Area Number |
21H04522
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 17:Earth and planetary science and related fields
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
田口 真 立教大学, 理学部, 教授 (70236404)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 幸弘 北海道大学, 理学研究院, 教授 (50236329)
佐藤 光輝 北海道大学, 理学研究院, 教授 (50312541)
中野 壽彦 大分工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (50748986)
莊司 泰弘 金沢大学, 先端宇宙理工学研究センター, 准教授 (70582774)
今井 正尭 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (70830389)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
金星全球規模の大気循環を駆動源とする大気波動は、太陽放射を吸収することで大気が加熱され、引き起こされると考えられている。本研究は、地球大気の影響を避けて成層圏に気球を上げ、搭載された望遠鏡を用いて測定を行い、吸収物質の同定と雲頂での密度を与え、雲層内での太陽放射加熱率分布を導出しようという研究である。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
応募者はこの独自性のある機器を20年近くかけて本研究の元となる機器の開発から行って来ている。本研究はこれを反映したものであり、研究計画はよく練られており、研究組織は適切である。観測計画はややタイトではあるようだが、観測が成功すれば「あかつき」探査機の成果とも相補的にもなり、本研究によって金星大気のスーパーローテーションの理解が更に進むと期待できる。
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