2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
水の消毒処理に対するウイルスの耐性―遺伝的要因の解明による安全な水利用の実現―
Project/Area Number |
21H04570
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 22:Civil engineering and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐野 大輔 東北大学, 工学研究科, 教授 (80550368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 浩之 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (00302779)
北島 正章 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任教授 (30777967)
片山 和彦 北里大学, 感染制御科学府, 教授 (60342903)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
目的は、水中ウイルスの消毒耐性メカニズムの解明である。新型コロナウイルスの近縁を含む複数のウイルスに対し、遺伝子変異を促進させ、遺伝的多様性の高いウイルス集団を実験室内で人工的に創出し、塩素処理、オゾン処理、及び紫外線処理への耐性に対する「特定の変異遺伝子」及び「遺伝的多様性」の影響を検証する。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
ウイルスの変異遺伝子及び遺伝的多様性への依存性を評価し、それに基づく下水処理水管理法を提案する点に学術的意義がある。新型コロナウイルスが感染者の糞便中に排出され下水を介した水系感染が懸念される中、新型コロナウイルスを含む下水中ウイルスの消毒耐性を考慮した適切な下水処理水の管理手法の提案が期待される。
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