2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
耐酸化性を克服したMo-Ti基超耐熱モシブチック合金のミクロ組織制御と超高温特性
Project/Area Number |
21H04606
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 26:Materials engineering and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
吉見 享祐 東北大学, 工学研究科, 教授 (80230803)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井田 駿太郎 東北大学, 工学研究科, 助教 (90829714)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
モシブチック合金は、高い破壊靱性とクリープ強度を有することから、発電用ガスタービンブレード等への応用が期待されているが、その耐酸化性の低さが実用化を妨げている。本研究では、Pilling-Bedworth Ratio (PBR)機構によるMo-Ti固溶体相の耐酸化性改善効果に関する実験事実に基づいて、優れた機械的性質を有するモシブチック合金の耐酸化性を向上させる手法の開発を目的とする。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
PBR機構とその補完的耐酸化機構のシナジー効果を利用して、ガスタービンの発電効率の向上のために、Ni基単結晶超合金を、冷却構造が不要な独自開発の新規超耐熱モシブチック合金で置き換えるゲーム・チェンジングを最終出口とした計画である。実用化を見据えて3次元積層造形にも挑戦するとあり、学術的にも産業的にも非常に重要な課題であると考えられる。
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