2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
地下冠水環境の核種閉じ込め性を逐次的に自己修復するセメント系バリアの開発
Project/Area Number |
21H04664
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 31:Nuclear engineering, earth resources engineering, energy engineering, and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
新堀 雄一 東北大学, 工学研究科, 教授 (90180562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千田 太詩 東北大学, 工学研究科, 准教授 (30415880)
渡邉 則昭 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (60466539)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Summary of the Research Project |
応募者等が、これまでの研究で 見出した、劣化や破損を逐次的に自己修復する「自己修復機能」を有するセメント系バリア(ケイ酸カルシウム水和物(CSH))に関して、本研究提案では、その挙動(「自己修復機能」)を、塩水系地下水によって冠水する条件における、CSHの自己修復挙動を多角的な実験・分析により解明するとともに、この効果を最大限にする観点から使用するセメントの最適化開発も行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
地下冠水環境の核種閉じ込めを、劣化や破損を逐次的に自己修復するセメント系バリア(ケイ酸カルシウム水和物(CSH))を用いることで、核種の閉じ込め機能を10倍にするもので、このCSHの「自己修復機能」は、原子力発電所の使用済み燃料の再処理過程から発生する高レベル放射性廃棄物や福島第一原子力発電所のデブリ等を含む放射性廃棄物の地層処分などに有用な特性であり、解明されることが望まれており、かつ喫緊な課題といえる。
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