Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
「青果物細胞の変容のロジック・健全性・品質を読み解く」という問いから、①最先端微細構造観察、②時間経過毎の構造的特徴・動態変化とマクロ的品質の関係からのマルチフィジカル・シミュレーションモデル構築・解析、③バイオスペックルBS揺らぎ観測を用いた細胞壁セルアクティビティ解析で、青果物の物性・成分変化等とも密接に関連させた品質評価手法を確立する。
収穫後青果物細胞変容が細胞壁構造変化や粘弾特性変化に起因するという仮説を、3次元微細構造の時間変化観測で検証・再現する国際レベルの最先端研究として意義がある。従来概念の青果物品質や健全性を問い直し、フードチェーンの現場実践に科学的メスを入れ、社会経済へフィードバックする成果も期待される。