2021 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノム編集マウスを用いた精巣 特異的発現遺伝子の機能解析
Project/Area Number |
21H04753
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊川 正人 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (20304066)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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Keywords | 実験動物 / ゲノム編集 / 精子成熟 / 受精 / 雄性不妊 |
Outline of Annual Research Achievements |
ポストゲノムプロジェクト時代の生命科学研究には、ゲノムに秘められた無数の遺伝情報を生理機能と結びつける、個体レベルで遺伝子機能を解析する手法や、遺伝子組換え動物そのものが必要不可欠である。本研究では、以下の2つを目的として研究を開始した。①CRISPR/Cas9ゲノム編集に、ウイルスベクター、ES細胞キメラ解析、生殖工学などを組み合わせることで、ゲノム編集マウス作製・解析プラットフォームを完成させる。②さらにその応用として、精巣特異的に発現する約100遺伝子をノックアウトし、雄性不妊モデルマウスの開発・解析を通して哺乳類の精子・受精のバイオロジーを究める。 令和3年4月に研究を開始したが、同年7月に基盤研究Sの採択を受けて本研究を廃止することとなった。その間に、以下の成果を得た。①Cas9-NGを用いたCAGリピート短縮によるハンチントン舞踏病のモデルマウス治療に関し、キメラマウス解析などのリバイス実験を追加して論文発表した。②雄性不妊モデルマウスの解析として、FAM71F1がRAB2A, FAM2Bと結合し先体形成と雄妊孕性に必要であることのリバイス実験を追加して論文発表した。また、精巣特異的に発現する遺伝子について、新たに10系統のKOマウスを作製した。これらについては、7月に開始した基盤研究Sにおいて、妊孕性を試験するとともに、雄性不妊が認められた場合には、抗体を作製したり、遺伝子改変マウスを作製するなどして、分子メカニズムの解明を目指す。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] The conserved fertility factor SPACA4/Bouncer has divergent modes of action in vertebrate fertilization2021
Author(s)
Fujihara Y, Herberg S, Blaha A, Panser K, Kobayashi K, Larasati T, Novatchkova M, Theussl HC, Olszanska O, Ikawa M, Pauli A.
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Journal Title
Proc Natl Acad Sci U S A .
Volume: 118
Pages: e2108777118
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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