2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
革新的な機能調節化合物の創製による概日時計システムの統合的な理解と制御
Project/Area Number |
21H04766
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 43:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
廣田 毅 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任准教授 (50372412)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2024-03-31
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Summary of the Research Project |
独自に開発した化合物を用いて新規時計タンパク質の同定を行うことや、概日リズムの時空間制御を可能にする技術開発を行うことを主目的とする研究である。化合物にアゾベンゼンを導入することで、光による可逆的な時計タンパク質の制御方法を創出する。この実験系を用いて細胞時計の操作を行い、細胞間ネットワークの解析を行う。また、Cryに作用し、褐色脂肪細胞分化を促進する独自の化合物を用いて、その作用機序を明らかにする。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
独自性のあるツールを用いて、概日リズムを時空間的に制御しようとする点は創造的である。光操作の実験系の確立は挑戦的ではあるが、予備的な実験により実現可能性を示しており、他の化合物に対する応用も期待できる。また、タンパク質として相同性の高いCry1と2に選択的に作用する化合物を同定済みであり、両分子の特異的な機能の解明と、褐色細胞分化を含めたin vivoでの生理的意義の解明が可能と考えられる。
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