2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
超速1分子超解像法による、シグナル経路統合を担う液状ナノ共通シグナル基盤の解明
Project/Area Number |
21H04772
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 43:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
|
Research Institution | Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University |
Principal Investigator |
楠見 明弘 沖縄科学技術大学院大学, 膜協同性ユニット, 教授 (50169992)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 敬宏 京都大学, 高等研究院, 特定准教授 (80423060)
|
Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
|
Summary of the Research Project |
応募者は、細胞膜上にナノサイズの液体状シグナルプラットフォーム(シグナル基盤)を発見した。これは、3つの異なる受容体系で同時に働く共通シグナル基盤である。本研究では (1)超高速1分子観察・同時PALM法を、3色同時観察と3次元観察に拡張し、(2)ナノ共通シグナル基盤の形成機構・作動原理・分子動態と、そこでのシグナル系間の統合の機構と下流シグナルを解明し、(3)他の共通シグナル基盤の解明を行う。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
応募者は、世界最速の1分子観察・同時PALM法を開発し、細胞膜上に新奇のナノサイズの液体状シグナルプラットフォーム(シグナル基盤)を発見した。本研究は、この形成機構とシグナル統合の原理を明らかにする極めて独創的な研究であり、科学的意義も十分に認められる。応募者はこの分野を開拓してきた実績があり、細胞生物学の最新トピックスの相分離研究にも影響を与える可能性のある先駆的な知見が期待できる。
|