2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
比較ケミカルゲノミクスによる寄生植物の新奇発生プロセスの立証
Project/Area Number |
21H04775
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 44:Biology at cellular to organismal levels, and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
土屋 雄一朗 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 特任教授 (00442989)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Summary of the Research Project |
穀物生産に甚大な被害を引き起こす寄生植物が、宿主に向かって伸長する仕組みを明らかにすることを目的としている。ケミカルバイオロジー的手法を駆使して、発芽刺激因子であるストリゴラクトンの誘引への関与を実証するとともに、初期応答遺伝子や植物ホルモンの関与、さらには、寄生能力の進化における化学屈性の発火点を明らかにしようとする研究である。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
寄生植物がどのように宿主に寄生していくのかという、問題点は分かりやすいが実態は不明な、生物学として一般的な疑問について正面から答えようとしており、最終的にはアフリカにおける寄生植物被害の低減までを目指す壮大な研究計画である。独自解析ツールの開発など、準備状況は十分であり、発展性ある成果が大いに期待される。
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