2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
哺乳類初期発生の時空間的ゆらぎと自己組織化機構の解明
Project/Area Number |
21H04776
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 44:Biology at cellular to organismal levels, and related fields
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
柊 卓志 京都大学, 高等研究院, 主任研究者 (00512477)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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Summary of the Research Project |
哺乳類を含む調節卵由来の胚が各細胞に生じる様々な揺らぎをどのように感じて、それを乗り越えて一定のタイミングで特定の形に発生するのかという基本的な疑問に対して、独自の技術開発を利用した正確な計測と数理的解析によって真正面から取り組むだけでなく、揺らぎが発生のロバストネスにむしろ貢献しているという仮説を検証しようとしている。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
発生において、各細胞や各胚は同じ状態ではなく、平均値からのズレ、揺らぎが生じるが、その意義とそれを調節する機構の解明は生物学において非常におもしろく一般性のある課題である。計画は論理的で独自の技術開発の部分も多く、他では実施できないものである。多細胞生物の初期発生のプログラムの機構の本質の一面への理解が格段に深まる期待が持てる。
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