2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study of novel stress response mechanism in human cells
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21H04792
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋光 信佳 東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (40294962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野口 玲菜 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任助教 (30780697)
谷上 賢瑞 東京大学, アイソトープ総合センター, 特任准教授 (90648627)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Keywords | RNA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、熱ショックや高浸透圧ストレスによって哺乳動物細胞の核内に形成される新規の核内構造体の構造と機能を解明することを目指している。すでに、熱ショックによって、核内長鎖ノンコーディングRNAのMALAT1を含有する核内RNAボディであるHiNoCo-bodyの発見を報告しているが、HiNoCo-bodyを構成するタンパク質性分子の実態は不明であった。また、MALAT1をノックアウトすることで細胞が熱感受性となることから、HiNoCo-bodyの形成が細胞の熱ショック応答において重要な役割を果たすことが示唆されていたが、具体的なメカニズムは不明なままである。そこで、MALAT1に対するアンチセンスオリゴを用いて、MALAT1を回収するときに同時回収されるタンパク質を質量分析計で分析し、MALAT1相互作用タンパク質の中からHiNoCo-body構成タンパク質の同定を試みた。さらに、HiNoCo-body構成タンパク質の機能から熱ショック応答におけるHiNoCo-bodyの具体的役割の解明につなげようと考えた。解析の結果、約100種類のタンパク質を得て、これらをHiNoCo-body構成タンパク質の候補として解析を進めた。系統的ノックダウン実験から、MALAT1のスペックル局在に必須なタンパク質、HiNoCo-body形成に必須なタンパク質を同定できた。このデータをもとに、タンパク質のグルーピングをおこなった。さらに、一部のタンパク質については、細胞内局在を調べ、HiNoCo-body形成に関する予備的知見を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
MALAT1相互作用タンパク質の分析から、MALAT1のスペックル局在に必須なタンパク質、HiNoCo-body形成に必須なタンパク質を同定し、タンパク質のグルーピングをおこなうことができたので、順調に計画が進捗していると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
MALAT1のスペックル局在に必須なタンパク質、HiNoCo-body形成に必須なタンパク質の生化学的性質を明らかにすることを通じて、HiNoCo-bodyの機能を分子レベルで解明する。当初計画を順調に推進することが期待できる。
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Research Products
(1 results)