2021 Fiscal Year Annual Research Report
Research on mechanism of online social network to maximize child's well-being
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21H04848
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
藤原 武男 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80510213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 友香子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (70735422)
那波 伸敏 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (30617543)
杉原 玄一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (70402261)
土井 理美 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40778982)
松山 祐輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (80830124)
伊角 彩 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (70773175)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Keywords | 子ども / オンライン / インターネット / ソーシャル・キャピタル / 社会的つながり |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、コロナ禍によって対面のつながりが減り、オンラインのつながりが増えた現象を自然実験として活用し、オンライン講義やSNSによるネット上のつながりが子どものウェルビーイングに与える影響とその機序について明らかにし、子どものウェルビーイングを最大化するオンラインの社会的つながりの最適値はどこかを明らかにすることを目的として実施した。2021年度は、A-CHILD study のデータ解析(小4―小6の変化の差分の差分析)として、2020年度までに実施したA-CHILD studyを用いてオンラインの社会的つながりがあったと考えられるコロナ曝露群と、コロナに曝露がなかった非曝露群について小4から小6にかけてのウェルビーイングの変化との関連について虫歯をアウトカムとして解析を実施した。その結果、コロナ群において虫歯が増加している傾向が見られた。さらに、2018年度に実施したA-CHILD studyの参加者の高2における追跡調査をA-CHILD NEXTとして実施した。内的動機付けおよびロールモデルの有無について心理面接によって調査し、採血、唾液、便検査により腸内細菌叢、口腔内細菌叢、炎症マーカー、ホルモン、コレステロール、中性脂肪、HbA1c等を測定した。さらに血圧、交感神経・副交感神経の活性度および自律神経のバランスを把握できる心拍変動を測定した。脳画像検査ではMRI撮像により脳各領域、の機能的結合を測定した。そして詳細な栄養状態を把握できるBrief Dietary Habit Questionnaire(BDHQ)も実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
A-CHILD NEXTについてはコロナにより予定の参加者を確保できず、次年度に調査を繰り越さざるを得なかった。また、MRIの撮像についてもコロナによる制限が多く、参加者の希望通りに行かないなどの問題があった。
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Strategy for Future Research Activity |
A-CHILD Study の差分の差の分析によるオンラインの影響についてはアウトカムを虫歯以外にも広げて実施する。さらにオンラインのつながりの程度を評価し、両反応関係についても検討する。A -CHILD NEXTについては参加者の募集の仕方について足立区との共同で募集ができないか検討する。
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Research Products
(10 results)