2021 Fiscal Year Annual Research Report
胎内から学童期までの健診情報の利活用とその効果測定についての研究
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21H04851
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川上 浩司 京都大学, 医学研究科, 教授 (70422318)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Keywords | 母子保健 / 公衆衛生 / 学校健診 / 疫学 / 乳幼児健診 |
Outline of Annual Research Achievements |
小児科医の監修のもと、受診者本人および保護者へ向けて、乳幼児健診結果の分析レポートを作成するシステムと、乳幼児健診結果と分析レポートを、スマートフォンの電子生涯健康手帳(personal health record:PHR)アプリで受診者と保護者へ届けるシステムの開発を進めた。また、自治体向けに、乳幼児健診情報を、他の自治体の状況と比較するなどして分析するレポート還元システムの開発を進めた。2021年12月には、6自治体(秋田県湯沢市、千葉県君津市、東京都瑞穂町、石川県加賀市、長野県塩尻市、鳥取県大山町)において、乳幼児健診結果分析レポートの還元を実施した。また、11自治体において、スマートフォンのPHRアプリによる乳幼児健診結果の提供を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和3年度は、COVID-19の流行のため、全国各地の自治体への訪問や会議が大きく制限された。しかし、そのような状況下においても、乳幼児健診情報の分析レポート還元システムの実装などを実施しており、多少の遅れに留まっている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度はCOVID-19の流行により、出張や会合ができないなど、研究活動が制限されたが、次年度以降、感染状況を見ながら、令和3年度に実施予定だった研究活動を進める計画である。
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