Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
符号設計の視点から通信誤り率と処理遅延の最適トレードオフ特性を明らかにするとともに、それをスケーラブルに実現する符号化および復号手法を確立することで、高信頼性と低遅延性の最適バランスを保証するモバイルネットワークのための符号設計パラダイムを創出する。
本研究は、5G、6G通信の高信頼化、低遅延化、超低消費電力化実現の理論的基礎となるように符号理論を拡張しようという野心的な試みであり、その学術的価値は非常に高い。また、自動運転、ロボット、遠隔医療などを支える基盤技術となるので、その成果の社会的波及効果は多大である。5G、6Gの実情に沿った符号理論はまだ存在しないため、研究の独自性も高い。