2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Method for Constructing a Pseudo-Sensation of Body Movement Based on Integrating Multisensory Cues and Transforming Body Schema
Project/Area Number |
21H04883
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
雨宮 智浩 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (70396175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 一真 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任講師 (60783686)
池井 寧 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特任教授 (00202870)
廣瀬 通孝 東京大学, 先端科学技術研究センター, 名誉教授 (40156716)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Keywords | 身体感覚 / 身体近傍空間 / 歩行感覚 / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,身体運動感覚への適切な刺激によって,実際の身体運動で生じる感覚情報とのゲイン調整を適切に行い,それによって擬似的な身体移動体験を創出する手法の確立と適用限界の検証を目的としている.本年度はCOVID-19禍により対面での実験の実施に制限がかかったことから,実験計画を一部変更して行った. まず,擬似的な身体移動体験ではなく,実際に広域空間内を実際に歩行させたときの身体移動体験について実験を行った.VR空間をHMDにより視聴しながら歩行する際に壁面に表示されたアバタの移動速度によって実験参加者の歩行速度が変化することが明らかになった.このとき,アバタが人型のシルエットであるときだけでなく,バイオロジカルモーションで表示されたときにも同様の歩行速度の変化の効果が見られたことから,ヒトの身体構造というよりむしろヒトの歩行動作として認識されるアバタと並走するときに歩行速度が変化することが示唆された.身体移動の体験に複数のユーザが関与する場合に有効な知見が得られた. 続いて,遠隔地でのテレプレゼンスに関する研究として,両眼立体視が可能な撮影配信システムを開発し,頭部運動に伴うブレを軽減させることでVR酔いの生じにくいシステムを実装した.次年度以降はCOVID-19禍において擬似的な身体移動体験を実現するための準備が整ったため,本年度の成果を活かしながら,着座姿勢の擬似的な身体移動体験の生成として,前庭電気刺激を用いてVR酔いの生じにくいシステムの実装と評価を行う. また,立位の姿勢での擬似的な身体移動体験については,運動せずに腱への電気刺激による姿勢知覚変容についても調べ,足首付近の腱に対する刺激によって,前後左右への重心動揺が確認された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19禍により,一部の実験を大学外で実施するなどを行ったが,本研究課題の目標に向かって着実にトライアルが進んでいる.
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Strategy for Future Research Activity |
外部被験者を含めた評価実験の頻度を高め,計画的な論文発表を行う.また,研究成果の見せ方として,実演展示などを含めた手段の検討を再開する.
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Novel Motion Display for Virtual Walking.2021
Author(s)
Minori Unno, Ken Yamaoka, Vibol Yem, Tomohiro Amemiya, Michiteru Kitazaki, Yasushi Ikei
Organizer
Human Interface and the Management of Information. Information-Rich and Intelligent Environments - Thematic Area
Int'l Joint Research
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