2021 Fiscal Year Annual Research Report
スマート端末を用いた脳状態計測技術の開発とビッグデータ解析
Project/Area Number |
21H04909
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
天野 薫 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70509976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
橋本 悠希 筑波大学, システム情報系, 准教授 (10601883)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Keywords | アルファ波 / 脳波 / スマートフォン / ビッグデータ / アプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の研究によって,ジター錯視と呼ばれる錯覚現象を使うと,8-13 Hz程度の脳波であるアルファ波の周波数が,脳波計を使うことなく定量化できる可能性が見出されている. 30名の被験者に対して一ヶ月にわたり,スマートウォッチによる活動量計測とジター錯視のアプリを用いたアルファ波周波数の計測を行った.その結果、アルファ波の周波数が日内変動しており,昼頃に最も高くなることが明らかになった. なお,被験者によっては錯視の見えが必ずしも安定しないという問題があったため,刺激配置の最適化を行い,安定的にジター錯視が知覚される刺激付置を見出した. さらにジター錯視の揺れの大きさとアルファ波の強度を比較する実験を行った.その結果,ジター刺激提示直前のアルファ波強度が弱いほどジター錯視の揺れが大きいことが示された.以上の結果から,アルファ波の周波数に加えて強度が,実際に脳波を測定することなくアプリで測定できる可能性が示された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り進捗している.
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Strategy for Future Research Activity |
アルファ波の強度を測定するためのアプリの実装を進めるとともに.アルファ波の周波数,強度をニューロフィードバックによって変調する技術の開発を行う.
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Research Products
(27 results)
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[Journal Article] The DecNef collection, fMRI data from closed-loop decoded neurofeedback experiments2021
Author(s)
Cortese, A., Tanaka, C,S., Amano, K., Koizumi, A., Lau, H., Sasaki, Y., Shibata, K., Taschereau-Dumouche, V., Watanabe, T., Kawato, M.
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Journal Title
Scientific Data
Volume: 8
Pages: 65
DOI
Peer Reviewed
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