2022 Fiscal Year Annual Research Report
データ駆動型ネットワーク解析による地熱エネルギーの社会受容性評価
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21H04937
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Research Institution | Hachinohe National College of Technology |
Principal Investigator |
土屋 範芳 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (40207410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 杏奈 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (60796449)
WANG JIAJIE 東北大学, 環境科学研究科, 助教 (60875467)
平野 伸夫 東北大学, 環境科学研究科, 助教 (80344688)
窪田 ひろみ 東北大学, 環境科学研究科, 特任准教授 (80371516)
TRENCHER GREGORY 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (90802108)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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Keywords | 地熱エネルギー / 社会受容性 / 水素製造 / ステークホルダー / 温泉利用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,1) 自然科学的データ(温泉-地熱資源評価),2) 社会科学的データ(社会アンケート),3) 社会ネットワーク(NW)モデル,4)思考実験シミュレータ を行った.1)では,MT法とTL法から温泉資源の特徴を明らかにするための基礎データを取得し(秋田県湯沢市,秋田県仙北市,岩手県八幡平市ほか).2)では秋田県仙北市と青森県八戸市において,対面形式(仙北市)ならびにLINEグループを用いたオンラインアンケート(仙北市,八戸市)を行った.仙北市のLINREグループは仙北市が管理している市民全体を網羅したLINEグループではあるが,SNSの利用に慣れている一定の年齢以上のグループから構成されている.また,八戸市では,八戸高専の学校内グループを利用して,若年層を対象とした再生可能エネルギー,また水素エネルギーに対する意識調査を行うことができた.3)では,社会NWモデルは,ABM(Agent Based Modelling)に基づくモデル化の基礎的検討を行い,これらの結果をもとにして,各地域の自然的特性と社会的特性を最適化した社会NWモデルを構築し,このモデルでの社会受容性の時間発展(情報伝達,合意形成,SLOの獲得など)の,統計学的データ整理を行った.4)については,各種のソースコードを比較検討し,プログラムの整理を行った..
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度末に当初予定はほぼ終了し,繰り越しの計画通りであった.
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度の実績報告につながっている.
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