2021 Fiscal Year Comments on the Screening Results
非線形ラマン散乱顕微内視鏡の開発と無染色その場診断への応用
Project/Area Number |
21H04950
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 90:Biomedical engineering and related fields
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
七戸 俊明 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (70374353)
新岡 宏彦 大阪大学, データビリティフロンティア機構, 特任准教授(常勤) (70552074)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2024-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、上部消化管内視鏡の鉗子孔に挿入可能な非線形ラマン散乱プローブ顕微内視鏡の開発を目指しており、内視鏡検査時に色素の静脈投与なしにがんを確定診断することに応用する狙いがある。これまでは、非線形ラマン散乱励起の2波長の光パルスを光ファイバーで伝送する際、四光波混合発生が問題となっていたが、これを独自の技術開発で克服し、さらに、鉗子孔に挿入できるよう小型化、軽量化を図る。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
現状の消化管内視鏡の問題点ならびに迅速診断の必要性などを考慮すると、推進すべき研究といえる。ラマン散乱を生体内で精度よく安定して検出することは技術課題が山積みであるが、本研究では独自技術を駆使し、課題解決を図る予定である。つまり、本研究は最先端光学技術を医療へ展開する基盤技術を提供することが期待され、学術的にも、臨床的にも意義のある研究である。
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