• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Annual Research Report

腸内でビフィズス菌を特異的に増殖させる次世代型プレバイオティクスの開発

Research Project

Project/Area Number 21J14687
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

平野 里佳  近畿大学, 生物理工学部, 特別研究員(PD)

Project Period (FY) 2021-04-28 – 2023-03-31
Keywordsビフィズス菌 / Clostridioides difficile / プレバイオティクス
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、ビフィズス菌を選択的に増殖させることのできる次世代型プレバイオティクス候補としてスクリーニングしたガラクトシル-beta-1,4-ラムノース(以下、GalRha)が持つプレバイオティクス効果と、疾病予防・治療への応用利用可能性の解析を行った。
前年度までに、ビフィズス菌のGalRhaの取り込み機構の一部として、トランスポーター遺伝子を同定した。今年度は、ビフィズス菌がトランスポーターを介してGalRhaを取り込んだ後、糖質分解酵素を用いて分解し、利用していると仮定し、糖質分解酵素を同定することを目指した。ゲノム上でGalRhaトランスポーター遺伝子の近傍に存在するbeta-ガラクトシダーゼをコードする遺伝子を推定GalRha分解酵素遺伝子とし、遺伝子変異株を作製した。推定GalRha分解酵素遺伝子破壊株を、GalRhaを単一糖源とする培地を用いて培養を行ったが、野生株と比較して生育に差は見られなかった。
また、本研究では、96穴プレートの各ウェルにGifu Anaerobic Medium (GAM培地) を分注し、32種の腸内細菌種を一斉に培養することで、糖質が各腸内細菌に与える増殖促進効果について解析し、次世代型プレバイオティクス候補物質を選抜してきた。次世代型プレバイオティクス候補物質を選抜するためには、試験糖質について、より多くの腸内細菌に対する増殖促進効果を調べることが望ましい。そこで、今年度はGAM培地に代わる多数の細菌を培養することのできる培地の開発を目指し、改良した培地を用いてどの腸内細菌種を培養することができるのかを解析した。

Research Progress Status

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 【特集:オリゴ糖研究の最前線 その2】腸内細菌一斉培養システムを用いたオリゴ糖の資化性評価2023

    • Author(s)
      平野 里佳、中井 博之、栗原 新
    • Journal Title

      日本応用糖質科学会誌

      Volume: 12 Pages: 203~208

    • DOI

      10.5458/bag.12.4_203

  • [Presentation] 単一の培地を用いた腸内細菌の糖質資化能の評価系の開発2022

    • Author(s)
      平野 里佳, 西田 和, 中井 梨歩, 加藤 智也, 尾藤 あやか, 雀部 龍之介, 栗原 新.
    • Organizer
      日本応用糖質科学会 第48回近畿支部会
  • [Presentation] 広範な腸内細菌を培養することのできる新規培地の開発2022

    • Author(s)
      平野 里佳, 西田 和, 中井 梨歩, 加藤 智也, 尾藤 あやか, 雀部 龍之介, 白澤 秀斗, 栗原 新
    • Organizer
      日本農芸化学会2023年度大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi