2021 Fiscal Year Research-status Report
Ethics of Prevention: a philosophical analysis of the theory and practice of prevention of disease, crime, and disaster
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21K00032
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
児玉 聡 京都大学, 文学研究科, 教授 (80372366)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 倫理学 / 災害予防 / 疾病予防 / 犯罪予防 / 公衆衛生倫理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、今日、ビッグデータやAIの発展を背景に急激に進展している「予防の科学」に対応する「予防の倫理学」の基礎を確立することを目的とする。疾病予防、防犯、防災といった具体的な予防活動に伴う倫理的問題を抽出・比較検討し、予防概念の分析や予防行動に関する倫理原則の明確化を行なうことにより、予防の一般理論を構築することを目指す。 今年度は、犯罪予防や災害予防等に関する専門家と意見交換をしつつ、主に災害予防に関する倫理的問題について取り扱い、雑誌『究 : ミネルヴァ通信』において定期的に連載を行い、予防の倫理学に関する議論の整理を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度は、犯罪予防や災害予防等に関する専門家と意見交換をしつつ、災害予防に関する倫理的検討を重ね、定期的な雑誌連載及び学会での報告など、着実に成果をあげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、引き続き疾病予防と犯罪予防等に関する専門家と意見交換をしつつ、国内外の文献調査を実施し、災害の予防活動にともなう倫理的課題の網羅的な枚挙に努める。また、関連分野の実務家を参加するワークショップを開催する。
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Causes of Carryover |
2021年度は新型コロナウィルス感染症によって、計画していたシンポジウムを延期せざるを得なかったため、旅費などに関して次年度使用額が生じることになった。
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Research Products
(24 results)