2023 Fiscal Year Research-status Report
Categorical Model of Interaction and its Archiving
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21K00117
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Research Institution | Tama Art University |
Principal Investigator |
久保田 晃弘 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (70192565)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | メディアアート / インタラクション / アイトラッキング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究が対象としている、故三上晴子によるインタラクティブ・メディアアート作品《Eye-Tracking Informatics》(以下ETI)における、視線を用いたインタラクションの素過程を実験、記録するためのテストベッドである Proto-ETI の開発を継続した。研究3年目となる本年度も、昨年度に引き続いてアプリケーションの開発を進めるため、インタラクション実験のためのハードウェアを準備した。しかしProto-ETIの開発メンバーが、今年度開催された札幌国際芸術祭2024に参加出展することになり、非常に多忙となったことに加えて、急病になり開発を継続することができなくなってしまったため、研究期間を延長することとした。研究の内容については、基本的にこれまでの予定とは変更はない。人間の視線という意識と無意識の狭間にある、微細かつ繊細な知覚=身体に着目したETIのインタラクションに対して、視線の動きを捉えるセンサーと画面の描画の関係を詳細に調査、検討するために、Proto-ETI に描画の速度(フレームレート)や位置の精度(解像度)といった、これまで使用するハードウェアによって決められていたパラメータを人為的に操作する機能を実装し、さらにその動きに遅延を加えたり、描画のフレームレートを可変にしたり、動きに不確実性(ノイズ)を加えるなどの操作を行えるようにしていくことを予定している。並行して、ETIの展示時に取得した、鑑賞者の体験データの分析方法についても、継続的に検討を続けていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Proto-ETIの開発メンバーが、今年度開催された札幌国際芸術祭2024に参加出展することで、非常に多忙となったことに加えて、その準備の過程で急病になり、開発を継続することができなくなってしまった。そこで研究を一時休止し、研究期間を延長して、再び再開することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
研究は一時中断したが、基本的な方向性や内容に変更はない。来年度も、これまでの計画に従って、研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
本研究で進めている、インタラクションの実験用テストベッド(Proto-ETI)開発メンバーの事情により、一時開発を中断したが、研究期間を延長して、来年度はこれまでの計画に従って、開発を継続していく予定である。
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