• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Research-status Report

represent of making procedure of ishii tsuruzo's wood work "shimazaki toson sensei-zo" on free view point 3d animation

Research Project

Project/Area Number 21K00124
Research InstitutionHokkaido University of Education

Principal Investigator

福江 良純  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30710751)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords石井鶴三 / 近代彫刻 / 木彫 / 木取り / 島崎藤村 / 教育 / 木曽教育会 / 造形理論
Outline of Annual Research Achievements

2022年度においては、これまでに採取した作品並びに木片の3Dデータをコンピュータ上で統合し、そこより制作工程の再現を試み、一定のまとまった成果を上げた。この研究過程および各研究段階における成果は、調査対象を保管する木曽教育会並びに東京藝術大学等の関係者と複数回にわたって共有された。また、これまでの成果は日本図学会の2022年度全国大会、日本図学会第14回デジタルモデリングコンテスト、2022年度北海道支部例会・講演会で発表され、特に第14回デジタルモデリングコンテストにおいては最優秀賞を獲得した。
研究の成果物として目指される3Dアニメーションに関しては、その基礎となるデータが一定整理され、プロトタイプとしての藤村像(第1作)のアニメーション化にも着手されている。第1作プロトタイプは、2023年度初頭には完成の見込みで、この成果をもって第2作の3Dアニメーションが企画されるとともに、国内外の美術館関係者へプレゼンテーションされる予定である。
2022年度の実績は、集積された3Dデータを多方面で活用するための条件整備(空間配置とデータ形式の選択)を達成しただけでなく、残された資料に基づき、失われたものを3次元的に復元したところに最大の成果がある。これにより、これまでは、画像資料でのみ確認された制作途上の作品が3D画像で再現されるとともに、その3D出力も可能となった。この成果により、近代彫刻の制作工程中の位相が可視化されることになり、デジタルモデリングコンテストの受賞へと繋がっている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

成果獲得としての進捗状況は、当初の想定をはるかにしのぐ進展があった。特に、3Dプリントによる成果物(制作工程途上に失われた作品本体の復元)による造形理論上の知見は、今後の研究の展開に重要な意味を持つ。その成果に比べ、予算的な制約により、3Dアニメーションの製作がやや後手に回っている。ただし、この点においても、拙速に成果物を急がず、実施可能な範囲で有効な成果物の作成を検討することで、より高次の研究成果に到達するものと確信する。

Strategy for Future Research Activity

本研究の主要成果物として目指される、木彫の制作工程を再現した3Dアニメーションについては、現在、第1作分のプロトタイプがほぼ完了している。研究助成の最終年度である2023年度においてはこの成果をもって藤村像第2作分の3Dアニメーションが同様の使用で企画されるとともに、第1作分プロトタイプは国内外の美術館関係者へプレゼンテーションされる予定である。このプレゼンテーションは、ここまでの研究成果の報告に留まらず、次年度以降の新規研究計画で構想される、近代彫刻のデジタルアーカイブ構想に向けた意見聴収でもある。

Causes of Carryover

次年度使用額については、研究計画策定当初より計画している額を若干上回る。これは、2022年度において完成予定であった藤村像第1作分の3Dアニメーションが、機能を制限したプロトタイプのものに内容変更して発注することとなり、かつ、会計が年度を跨ぐことになったためである。プロトタイプのアニメーションについては、2023年度初頭に完成の見込みで、プロトタイプの完成を受けて後、詳細な検証を経て最終成果物としての3Dアニメーションの構想と発注を行う。また、国内外で機会を捉え、プロトタイプのプレゼンテーションを行う予定であるが、その一部旅費についても支出する計画がある。

  • Research Products

    (5 results)

All 2023 2022

All Journal Article (2 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 心棒の論理性と彫刻芸術2022

    • Author(s)
      福江良純 西井美佐子
    • Journal Title

      日本図学会 大会学術講演論文集 2022年度大会(阿寒湖温泉)

      Volume: - Pages: 119-124

  • [Journal Article] “The Toson 7” and “The Toson 6” ―甦った制作工程の日々―2022

    • Author(s)
      福江良純
    • Journal Title

      日本図学会 大会学術講演論文集 2022年度大会(阿寒湖温泉)

      Volume: - Pages: 129-130

  • [Presentation] 「内に発動する」構造力学と芸術主題-島崎藤村先生像3Dアニメーション最新成果報告2023

    • Author(s)
      福江良純
    • Organizer
      2022年度日本図学会北海道支部例会・講演会
  • [Presentation] 心棒の論理性と彫刻芸術2022

    • Author(s)
      福江良純
    • Organizer
      日本図学会
  • [Presentation] “The Toson 7” and “The Toson 6” ―甦った制作工程の日々―2022

    • Author(s)
      福江良純
    • Organizer
      日本図学会デジタルモデリング研究会 第14回デジタルモデリングコンテスト

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi