2022 Fiscal Year Research-status Report
東アジア女性による日本語詩歌創作とその主体性に関する研究ーー台湾と朝鮮を中心に
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21K00334
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
松浦 周子 (豊田周子) 名城大学, 外国語学部, 准教授 (10749807)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 『台北歌壇』 / 陳秀喜 / 『山の辺』 / 短歌 / 日台韓交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
R4年度は、1970年代に日本の歌壇と交流があった台湾女性歌人に関する一次資料の調査を、奈良県立図書情報館、国立国会図書館(東京本館・関西館)、日本近代文学館、ならびに各大学・公共図書館において行った。またここでの調査結果を踏まえ、所属学会にて「尋訪陳秀喜的短歌:以短歌雜誌《山の辺》為中心論戰後台、日、韓交流」と題し報告発表した。現在はそこで得られた知見をもとに論考を練り直し、公刊の準備を進めているところである。今年度収集した資料には欠落が多く、それらは台湾の機関に所蔵されていることが分かっている。幸いにして、台湾の漢学研究中心が主催する「2023年度外籍学人来台研究漢学奨助」に採択されたため、R5年度は台湾現地にて、補充調査を集中的に行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、海外調査の目途が立たず、日本国内における限定的調査に留まらざるを得なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
R5年度は、上述の在外研究期間を利用して、一次資料の所蔵が確認される「中央研究院」において補充調査を行う予定である。また、日本統治期の女子高等女学校のなかでも日本語短詩文芸の教育が盛んであった女子高等教育機関において、校史に関わる資料調査も行いたい。本調査を通じて得られた成果は、在外研究の助成を受けた漢学研究中心に提出の予定であるが、本科研プロジェクトとも密接に関わるものであるため、将来的には、本プロジェクトの成果に組み込み公表することを考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大の影響により、本来予定していた海外調査が行なえなかったため。繰り越し分は、R5年度以降の現地資料調査費用等に充当の予定である。
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Research Products
(3 results)