2021 Fiscal Year Research-status Report
中国人・台湾人日本留学生文学の研究 20世紀前半を中心に
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21K00336
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
大東 和重 関西学院大学, 法学部, 教授 (60434859)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 中国文学 / 台湾文学 / 日本留学 / 日本文学 / 外国文学 / 比較文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究課題「中国人・台湾人日本留学生文学の研究 20世紀前半を中心に」について、以下の実績をあげることができた。 (1)研究成果の公表:本年度は、2回の国際シンポジウム発表を行った。 口頭発表については、まず、「従創造社到日本留学生文学‐回顧小谷一郎的研究」と題する中国語による発表を、「創造社百年紀念学術研討会」(中国人民大学、2021年12月12日)にオンライン参加の形で行った。次に、「一個日本人眼中的台湾、香港、日本‐街道散歩与書写」と題する中国語による発表を、台湾文化研究学会2022文化研究年会曁国際学術研討会の論壇「文化記憶與街道書寫‐従香港経験談起」(台湾文化研究学会、国立台北教育大学2022年3月12日)にオンライン参加の形で行った。 (2)資料・書籍の購入と分析:中国人・台湾人日本留学生文学と関わる資料や研究書を購入した。これらの資料や先行研究の分析を進めた。 (3)コロナ禍のため、予定していた現地調査ができずにいる。オンラインで公開されているデータベースなどを利用しているが、資料収集に限界がある。研究の方法を調整するなどして、3年間でどのようにして成果を上げるか、方法を検討したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年度は1年目に当たり、過去に進めてきた中国人・台湾人日本留学生文学研究の蓄積の下、資料の収集や分析を進めた。しかしコロナ禍のため現地での調査ができず、その点で進捗は決してはかばかしくなかった。 研究成果については、国際学会での口頭発表を2回行ったが、論文の公開はできなかった。当初の計画では、年1~2回程度の発表、1~2篇程度の論文等、成果を発表する計画だったので、22年度以降計画通り進捗させたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、日本台湾学会や日本文学協会、中国文芸研究会、日本中国学会、日本現代中国学会など、各種の学会に参加予定である。これらの学会や研究会、もしくはオンライン参加可能な海外の国際学会などで、21年度同様、口頭発表を行いたい。 また、継続して資料収集や、可能となった時点で現地での調査を行い、資料の分析を進める。 22年度は研究の成果を論文の形で公開していきたいと考えており、現在その準備を進めている。21年度の進捗がはかばかしくなかった分、22年度で取り戻したいと考えている。
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Research Products
(2 results)