2021 Fiscal Year Research-status Report
シミュレーションを用いた言語理論検証ー日英語の統語的・意味的性質の獲得と習得
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21K00590
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
中戸 照恵 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10451783)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 言語獲得 / 再帰性 / 無限 |
Outline of Annual Research Achievements |
シミュレーションを用いての研究の着手には至っていないが、アメリカで海外研究協力者及びその研究グループと主に理論的な側面についてオンラインミーティングを行い、新たな着想を得た。
また、シミュレーションを用いた研究の前提となる、ヒトにおける言語獲得関する研究発表を行った。本研究発表は、無限に長い言語表現の産出というヒトに固有の能力の根底にある、言語の再帰性の発現に関するものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度に取得予定であったサバティカル休暇による渡航がCovid19の影響により延期となり、2021年度6月から12月までの在米となった。そのため、国内研究協力者との連携が必要となるシミュレーションを用いた研究の着手には至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
応募時に、予定していた初年度の課題(コンピュータによる新規項目の学習)に取り組む。研究の進捗状況に応じて、遅延分を補えるよう、研究内容を調整する。また、新たに至った着想を基に、本研究課題を発展させる可能性について、国内研究協力者と議論する。
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Causes of Carryover |
2021年度中はほぼ在米中であり、本研究の要となるコンピュータによるシミュレーション学習の開始は困難であったため、研究費の執行は見送りとした。 2022年度にシミュレーション学習を行うためのコンピュータを購入するなど、研究開始に必要となる機器・備品を購入予定である。また、海外研究協力者との連携のため、国外出張も予定している。
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