2022 Fiscal Year Research-status Report
シミュレーションを用いた言語理論検証ー日英語の統語的・意味的性質の獲得と習得
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21K00590
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
中戸 照恵 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10451783)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 言語獲得 / 言語習得 |
Outline of Annual Research Achievements |
コンピュータによる第一言語獲得(日本語または英語の学習)のためのデータベースの作成に着手した。 子どもが乳幼児期に、言語資料への接触により無意識に学習していく単語のグループ化(名詞、動詞などの品詞分類)に関しては、コンピュータによる学習の対象としていないため、コンピュータには、グループ化を終えたデータを与える必要がある。コンピュータに与える文の総体の範囲を定め、ファイル形式の統一を行った。また、品詞別のデータベースの作成に一部取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究計画の第一段階に着手したが、データベースの作成に時間を要していること、学内業務の予期しない増加などから、実際のシミュレーションの実施には至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度に引き続き、データベースの作成に取り組み、コンピュータによる言語獲得のシミュレーションを実施する。必要に応じて、研究補助者に研究補助を依頼する予定である。
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Causes of Carryover |
海外渡航が難しい状況にあったため、予定していた海外研究者との打ち合わせのための出張、研究補助者への業務依頼等が計画通りに進まなかった。引き続き、海外研究者、研究補助者との連携をはかり、今後、必要に応じて研究機関を訪ねるなど、研究費を使用する予定である。
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