2023 Fiscal Year Research-status Report
シミュレーションを用いた言語理論検証ー日英語の統語的・意味的性質の獲得と習得
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21K00590
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
中戸 照恵 北里大学, 一般教育部, 准教授 (10451783)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 言語獲得 / 言語習得 / コンピュータ / シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
生成AI(ChatGPTなど)の急速な進歩を受け、2023年度はこれらのツールについて学ぶことに主に研究時間を費やした。コンピュータにインプットとして与える言語資料(英語・日本語)のデータベースの作成は昨年度に続き行っているが、コンピュータによる語学学習シミュレーションの実施には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響や教育その他の業務の配分の増加などの影響で2022年度までの研究の進捗が遅れていたことに加え、生成AIの利用拡大に伴い、研究の背景となる情報収集の範囲が広くなったため、当初の予定より大幅に遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
コンピュータによる言語生成に関する情報収集は、本研究課題推進のためには必要な過程であるので、引き続き生成AI等の機能についても並行して研究推進の方策に取り入れる。 2022年度には開始予定であったコンピュータによる言語学習のシミュレーションにできるだけ早く着手し、研究課題の遂行に努める。 データベースの構築や、シミュレーションの実施においては、研究協力を依頼する予定である。
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Causes of Carryover |
2023年度はオンラインで利用できる情報収集及びその整理に終始しため、支出が生じなかったため、次年度に使用することとなった。 次年度使用額については、研究協力者への謝金、学会への参加、図書の購入等にあてる予定である。
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