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2021 Fiscal Year Research-status Report

わかりやすいプレゼンテーションを支援するe-learning教材の開発と実践

Research Project

Project/Area Number 21K00625
Research InstitutionOita University

Principal Investigator

坂井 美恵子  大分大学, 教育マネジメント機構, 教授 (60288868)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西島 順子  大分大学, 教育マネジメント機構, 講師 (80879065)
大岩 幸太郎  大分大学, 教育学部, 名誉教授 (90223726)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsプレゼンテーション / 言い換え / 話し言葉 / 書き言葉 / e-learning / 原稿作成支援 / 枠組み
Outline of Annual Research Achievements

中級や上級レベルの日本語学習者がプレゼンテーションやスピーチ(以下、「プレゼン」とする)をする機会は多く、その指導は日本語教育において重要な分野となっている。日本語学習者の場合、プレゼン時に不適切な漢語を多用する傾向があり、それは聞き手にとってプレゼンが分かりにくい一因となっている。そこで、これまで中級レベルを対象に、漢語と和語の言い換え練習ができるe-learning教材を開発してきた。本研究ではそのe-learning教材をさらに発展させ、上級レベルも対象に含めプレゼンでの誤用例を収集し、適切な言い換え表現やプレゼンで使用するべき表現や枠組みを提案し、学習者のプレゼン能力の向上を図ることを目的とする。
今年度、まず研究代表者と研究分担者は中級と上級レベルの授業において、学習者のプレゼンコーパスを収集し、文字起こしを行った。そして、不自然な漢語使用、コロケーションの誤用などのデータを収集し、適切な言い換え表現のリストを作成し、言い換え練習問題を作成した。
さらに、オンライン上でプレゼン原稿の準備ができる教材とするため、研究代表者と研究協力者は、トピック別にプレゼンに必要な枠組み及びテンプレートとなる表現を用意した。
研究代表者と研究分担者は、e -learningシステムに搭載するプレゼン原稿作成を援助する機能について基本設計を行った。また、プレゼン原稿を入力すると漢語をハイライトし、言い換え表現を提案する機能のための基本設計を行った。これらの基本設計についてシステム開発会社と打ち合わせを行い、システムの仕様書を作成した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者と研究分担者は中級と上級レベルの授業において、学習者のプレゼンコーパスを収集し、文字起こしを行った。現在まで約30人分のコーパスを収集することができたが、まだ量が不足しているため、引き続きデータの収集を行う。不自然な漢語使用とコロケーションについても、約50項目の言い換え問題を作成したが、さらにデータ収集を行い問題の追加が必要である。
研究協力者は、オンライン上でプレゼン原稿の準備ができる教材とするため、トピック別にプレゼンに必要な枠組み及びテンプレートとなる表現を用意したが、これについてもまだ十分な量が準備できていないので、引き続きデータ作成を行う必要がある。
研究代表者と研究分担者は、e -learningシステムに搭載するプレゼン原稿作成を援助する機能について基本設計を行った。また、プレゼン原稿を入力すると漢語をハイライトし、言い換え表現を提案する機能のための基本設計を行った。これらの基本設計についてシステム開発会社と打ち合わせを行い、システムの仕様書を作成した。予算の都合上、今年度の発注はできず、次年度に持ち越しとなったため、進捗状況は当初の予定よりもやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

研究代表者と研究分担者は中級と上級レベルの授業において、引き続き学習者のプレゼンデータの収集を行う。不自然な漢語使用とコロケーションについて、さらにデータ収集を行い、和語から漢語、漢語から和語に言い換える練習問題を作成する。
研究代表者、分担者、協力者は、収集したプレゼンコーパスを分析し、プレゼンの構成提示に使う枠組みとテンプレートついて、さらにトピックを増やし準備する。
研究代表者は、日本人学生のプレゼンにおける漢語使用について、学習者と比較するために、日本人学生のプレゼンコーパスについても収集を行い、分析する予定である。
研究代表者と研究分担者、研究協力者は、教員用の学習履歴管理システムの各画面の構成を考える。学習者用の画面についてシステム開発会社にシステム開発を依頼し、問題を搭載した上で、試用を開始し、バグを修正する。

Causes of Carryover

業者に発注するシステム開発費について、予算不足のために来年度に発注することにしたので、今年度は未使用となった。来年度にシステム開発経費として計上したい。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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