2022 Fiscal Year Research-status Report
動機づけ理論に基づく英語での授業実現のためのICT教員研修モデル構築と最適化
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21K00652
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
東矢 光代 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (00295289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 賢 琉球大学, 教育学部, 客員教授 (80280303)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 英語教師教育 / 教員研修 / 動画 / オンデマンド型 / zoom / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に引き続き、沖縄県宮古島市立教育研究所や教育事務所の協力を得て、小学校の外国語活動・英語科担当教員を対象としたオンライン動画研修を実施した。前年度のフィードバックを受け、基礎コースと発展コースを設け、各10回配信した。 【基礎コース】小学校で大切にしたいこと、「素地」とは、「慣れ親しむ」とは、中学年の外国語の進め方、中学年の指導のポイント、英語ブラッシュアップの方法、ティームティーチングのポイント、学級担任の役割と授業のポイント、授業動画を通して指導法を学ぶ(8回) 【発展コース】評価について(知識・技能と思考・判断・表現)、主体的に学習に取り組む態度の評価、主体的に学習に取り組む態度について、自己調整とは、英語ブラッシュアップの方法、授業動画を通して学ぶ、中学校の授業を見てみよう、高学年の言語活動のポイント(8回) 以上に加えて、宮古島市立平良第一小学校4年生の授業から学ぶ、宮古島市立結の橋学園3年生の授業から学ぶ、の2回をコース共通として作成・配信した。 視聴回数は概ね30回程度を得ることができ、Google Formsによる各回のフィードバックには活発に質問も寄せられた。定期的な動画配信に加え、zoomによる研修も実施し、双方向性でのやり取りの機会の重要性も確認できた。今年度は実際の授業動画クリップを題材に、授業観察の視点への解説を含めるより実践的な内容となっていた。そのため、最後の全体評価でも今回の配信動画により、学びにつながったとの肯定的な評価を、受講者から得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
宮古島市の研修に関しては継続して実施し、質を向上できているが、中高についてはまだ実施できていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
宮古島市の小学校対象の研修は、対面研修との組み合わせも検討の上、実施していく。全体的に現場では、働き方改革の観点から、研修の実施に賛同してもらうことが難しくなっており、中高ではまだ実施できていない。今後は具体的に、ステークホルダーと内容と実施計画を詰めて、中高での実施につなげたい。
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Causes of Carryover |
国内、海外での研究発表がコロナ禍でまだ完全には対面に戻っていないため、旅費の執行が少なくなっている。また中高の動画作成と配信が遅れているため、次年度はそちらに使用する予定である。
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