2023 Fiscal Year Research-status Report
動機づけ理論に基づく英語での授業実現のためのICT教員研修モデル構築と最適化
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21K00652
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
東矢 光代 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (00295289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 賢 琉球大学, 教育学部, 客員教授 (80280303)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | オンライン研修 / 英語教師教育 / 動機づけ / 英語による授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
宮古島市立教育研究所との連携は3年目に入ったが、コロナの状況と同時並行で新学習指導要領による小学校英語教育は進んでいることもあり、専科と担任のどちらが英語教育を担当するかの体制が不安定な状況が続き、研修の参加者を増やすことが難しくなっていた。そのような中で、今年度は分担者大城が小中学校の優れた授業を録画することに専念し、今後のコンテンツを充実させる方針で進めた。トータルで27本の授業を記録している。 代表者東矢は、再々延長となったH28年度科研により中高の英語科教員のインタビューデータによる分析を進め、その結果、中学校と高等学校では、英語による授業に向かう意識が異なっており、望まれる研修コンテンツについても特化する必要性があることがわかった。 中学校では特に文法シラバスから脱却して言語活動を中心とすることが求められるが、その言語活動のとらえ方がまだ転換期にあると言える。一方で、小学校で英語を学んできた生徒への対応方法も検討する必要がある。高校では、普通科、英語を主とする専攻、実業高校系などの種類と生徒の目的に応じた学びに柔軟に対応する必要があるが、そこでの多種多様な教え方の工夫に対し、現場教員は十分な時間を取るのが難しい。 教師の働き方改革、さらには全国的な教員不足により現場は極力研修を減らす傾向にあるため、そのような状況でも「見たい」「役に立つ」と感じてもらえるような動画作成に向けて、今年度は情報収集を中心とした活動となった。方向性として、現場に直接の働きかけより、現在大学の教職課程に所属する将来の教師や、就職して間もない卒業生を対象とした動画やオンライン発信を行い、それをより多くの教員に広めていく方法を検討していく。また分担者大城の授業録画を、望まれる言語活動の理解を深める動画として作成していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教員の働き方改革により、研修の機会を増やすことに抵抗が感じられ、関係者との連携がうまくとれなかった。またコロナの間中心となっていたオンラインでのコミュニケーションが、その収束に連れて以前ほど活用されなくなり、対面重視の方向性に戻ってきたことから、遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
今まで分担者大城が録画してきた、優秀な教員による授業のコンテンツを整理し、さらに教材作成を進める。また、現場の状況により直接的な協力が得られにくくなっていることから、これから教員を目指す学生や卒業して間もない教員を対象としたコンテンツ作成を目指し、それを現場教員に徐々に広めていく方針を考えている。
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Causes of Carryover |
進捗が当初計画より遅れており、成果発表(学会出張への旅費や、英文校閲料など)の経費が執行されていない。また、動画作成について当初、外注を計画していたが、現在まで自分たちで作成・編集を試みているため、人件費・謝礼費に余剰が生じている。 次年度は成果発表に向けて論文の執筆に伴う英文校閲料や投稿料、学会への出張旅費・参加費等の執行を計画している。また授業録画の編集について、効率化・加速化を図るため、外部の協力を得る形で進めていきたい。
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Research Products
(1 results)