2021 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of the Anatomy of Fear of Failure in Studying Overseas: Development of A Cross-Cultural Game to Control the Fear
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21K00667
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
武知 薫子 近畿大学, 医学部, 講師 (90724865)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 圭子 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (30446009)
池田 行宏 近畿大学, 医学部, 准教授 (20368294)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | BEVI / スチューデントEQ / SEQ / 失敗不安 / 留学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、留学に向ける「失敗不安」の構造を解明し、効果的な留学体験を実現させる方策の構築を目的とする。また、物理的な移動が制限される現在、国内に居ながら心理的なシミュレーションを通して留学での学びの準備を行うことも目的の一環とする。本研究では、近日中に留学に赴く人、この先留学を希望する人、留学を希望しない人の意識調査を、次の3つの調査を用いて比較分析する。そのために次の3種類の調査を行う。 1)BEVI検定:欧米・アジア諸国で広く用いられる国際検定で、学習または変化を促進する目的で作られた教育プログラムの影響・効果を分析する。 2)スチューデントEQ: 日本の大学生向けの自己発見・自己診断ツールであり、情意の知能指数と呼ばれるEQ(Emotional Quotient)に由来する行動変容を分析する。 3)Googleフォームによるインタビュー: 不安に感じる(感じた)ことの経験、内容、対処、解決の有無などを自由記述で回答してもらう。 ・2021年度は、一学部のみの限定的な調査になった。最終的に約10名から調査協力の同意を得て、3月末に調査を締め切り、4月現在、分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
複数の学部に跨る調査を計画しているが、初年度は、研究代表者の所属異動の手続きに伴い、単一の学部でのみの実施となり、調査協力者の数が限定的になった。
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Strategy for Future Research Activity |
計画に変更の必要はなく、2022年度からは当初の計画通りに進めることができる見通しである。
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Causes of Carryover |
研究代表者の異動に伴い研究許可が限定的になり、調査協力者の数が当初の予定を下回り、受検・検定料の支出が低く抑えられたため。
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