2021 Fiscal Year Research-status Report
Production and perception models in English: Effect measurements of pronunciation training and listening training
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21K00685
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
須藤 路子 順天堂大学, 保健医療学部, 特任教授 (60226587)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 発音 / リスニング / 英語音声習得 / 発音訓練 / 訓練効果測定 / 読解速度 / 語彙力 / 弱形 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度の研究においては、英語の生成 (発音)と知覚 (リスニング)に関し、発音とリスニング力の習得到達度はどのような関係なのかを分析するための実験を実施した。具体的には、発音訓練を実施した後、発音訓練がリスニング力にどのような影響を与えるのかを検討した。 海外在住経験の無い日本人大学生の被験者グループのリスニング力とリーディング力をTOEFL IPTにより測定した。スピーキング力は、TOEIC Speaking Testで測定した。また、読解速度と語彙数も標準テスト により、測定した。発音訓練の前と後で、生成実験を実施し、録画を実施した。リスニングを困難にしているストレスを担わない弱形のリスニングテストを作成し、発音訓練の前後で、リスニングテストを実施した。代名詞と冠詞の弱形の知覚を解析した。 被験者グループの公式TOEFL IPTテストの平均点は、発音訓練前452点であった。発音訓練後の平均点は、477点となり、グループの平均点もすべての被験者の個人スコアも上昇した。リスニングセクションのスコアは、46点から49点に上昇した。TOEIC Speakingの結果には、著しい上昇は観察されず、10名中2名においてスコアの上昇が示された。 発音訓練前の読解速度の平均は、1分間に127単語読める速度であったが、訓練後は平均187単語にまで上昇し、訓練効果が示された。語彙サイズの訓練前の平均は、11,150単語で、訓練後は13,625単語に上昇した。 弱形リスニングテストの結果においては、発音訓練の効果は観察されなかった。弱形の代名詞の知覚は、発音訓練前10の音声環境における平均は、64%で、訓練後は、63%であった。弱形の冠詞の知覚は、発音訓練前27の音声環境における平均は、41%で、訓練後は、40%であった。弱形の知覚が困難であることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りの実験を実施、分析を進めている。 具体的には、現状分析を実施した被験者グループを対象に発音訓練講習を実施し、効果測定を実施した。また、リスニングを困難にしているストレスを担わない弱形のリスニングテストを4種類独自に作成し、発音訓練の前と後で、異なるversionの2種のリスニングテストを実施した。講習の実施後、生成実験とリスニングテスト、その他の英語習熟度測定を予定通り実施し、分析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
実験計画に基づいて、2022年度には、発音訓練とリスニング訓練を実施し、効果測定を実施する。被験者グループに関しては、訓練の順序効果を検討するために、発音訓練を先に受講し、その後リスニング訓練を受講するグループと、訓練の順序が逆のグループを用意する。 訓練の順序が異なる2種類の被験者グループに関し、リスニング力の上達度と生成パターンの上達度の関係を分析する。その他の英語習熟度測定についても予定通り実施し、分析を進める。
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