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2023 Fiscal Year Research-status Report

トピックモデルを適用した歯学系専門語彙集の作成

Research Project

Project/Area Number 21K00686
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

高橋 留美  昭和大学, 教養部, 教授 (60259190)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 裕介  京都外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00746753)
天野 弘美  昭和大学, 教養部, 講師 (30407390)
小倉 浩  昭和大学, 教養部, 教授 (40214100)
高橋 寛  昭和大学, 教養部, 准教授 (50306990) [Withdrawn]
大野 真機  昭和大学, 教養部, 講師 (50569465)
近藤 雅人  昭和大学, 教養部, 講師 (60307064)
須田 拓基  昭和大学, 教養部, 講師 (60875475)
前田 昌子  昭和大学, 教養部, 准教授 (90433797)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsトピックモデル / 歯学系専門用語 / 語彙リスト / 潜在的ディリクレ配分表 (LDA)
Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、研究代表者である高橋が、共同研究者の須田拓基および前田昌子とともに第42回日本歯科医学教育学会学術大会において、「トピックモデルを適用した歯科専門用語リスト作成の試み」というタイトルで、ポスター発表を行った(P-37)。
発表の中で歯学系専門用語リストをトピック(話題)ごとに分類した分野別歯学専門用語リストにする意義は、トピックごとに関連のある語をグループ化して提示すると、単語と単語との間に連想関係があるため、単語同士を関連付けて学習することが可能で、単語の習得が容易になることが期待される点にあることを主張した。
また、トピックモデルで生成されたトピックは、論文に基づいているので、専門性が高く、狭い分野に特化したトピックとなっているが、実際に学習者に示す際には、細分化されたトピックを各領域に再編して示した方が、学習者にとっては自らが学習したいと思う領域の語彙リストを見出しやすい可能性があることと、このように機械的に生成されたトピックは細分化されているために、各診療科および研究領域を自らの専門とする際にどのようなジャンルの専門語彙を習得する必要があるのかを、より正確に把握するのに役立つと考えられることを述べた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究では、歯学研究の英文専門ジャーナルである、The Journal of Dentistry とJournal of Dental Research の2誌に2014年~2015年に掲載されたresearch articleとreviewを中心に、論文の本文をテキストデータ化して、約3万5000語のコーパスを作成した。しかし、近年の歯学系英文ジャーナルに発表されている論文で使用されている専門用語に2020年からのコロナ禍を経た影響が見られるかどうかを検証するために、新しいコーパスを作成する作業に着手したために、専門用語データのDLAによる分析がまだ行えていない。

Strategy for Future Research Activity

今年度でこの研究は終了を目指している。新コーパスがほぼ完成したので、そのコーパスを使用して研究を進める。具体的には、コロナ禍に見舞われた2020-2023年を中心に歯学系英文ジャーナルに発表された論文にどのような新語の使用傾向が見られるかを、トピックモデルを適用して分析し、トピック別歯学系専門用語リストを作成する。その際、これまでの分析で行っていた単語レベルでの分析にとどまらず、論文で使用される専門的な複合語(compound)、定型表現、コロケーションに注目し、それらの抽出と語彙リストにどのように取り入れるかについて検討する。また、歯科材料、病名、身体の部位などを表し、臨床や論文でよく使われる頭字語を適切に抽出し、語彙リストに編入する方法についても検討する。
昨年度は新コーパスの作成が遅れたために、研究の成果発表がこれまでの研究をまとめた形での日本歯学医学教育学会学術大会での発表にとどまったが、2024年度はより多くの学会で成果発表をするとともに、研究成果を論文として発表する。また語彙リストは歯学部生および歯学系研究者に使用していただくために公開する方法を検討する。

Causes of Carryover

2023年度後期に、新コーパスを作成するために学生ボランティアに歯学系専門英文ジャーナルの論文をテキストファイル化する作業を委託した。この業務に対する謝金の支払いを今年度行う必要がある。
研究成果を学会で発表後、論文として刊行することに伴う英文校閲料や論文掲載料の支払いにも研究費を充当する予定である。
さらに、完成した歯学系専門用語リストを公表し、広く医療系大学歯学部の学生や歯学研究者に利用していただくためのプラットフォームとしてウェブサイトの作成を専門業者に委託することを計画しており、そのウェブサイト作成のための費用が今後必要となる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] トピックモデルを適用した歯科専門用語リスト作成の試み2023

    • Author(s)
      高橋留美、須田拓基、前田昌子
    • Organizer
      第42回日本歯科医学教育学会学術大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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