• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

医療系学部生を対象とした動機づけ理論と英語多読活動の実践研究

Research Project

Project/Area Number 21K00690
Research InstitutionGihu University of Medical Science

Principal Investigator

中山 麻美  岐阜医療科学大学, 薬学部, 講師 (00708125)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) Dickinson Paul  名城大学, 外国語学部, 特任講師 (30815965)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords動機付け / 多読活動 / 速読活動
Outline of Annual Research Achievements

令和3年度は医療系学部(看護学部・薬学部)の学生約120名を対象に以下の3つのデータを採取した。
①Reading Attitude Questionnaire(山下 2012)とMotivational Factors Questionnaire (Ryan, 2009)のIdeal L2 selfの項目から構成される合計32問から構成されるアンケート②3000BNC Speed Readings for ESL Learners (Millett 2013)を使用し、被験者自ら速読時間と10問の読解問題の正解率
③オンラインソフトフェアのMReaderを利用した英語多読本の通時的読書量の変化
さらに任意で多読活動と速読活動に対する振り返る感想文を提出を依頼した結果、被験者の約80名が協力してくれた。
①のデータに対してANOVA分析を行った結果、「Anxiety」「Comfort」「Intellectual」「Practical」の4項目において1年間の変化に対して有意な差があった。また②の速読データ分析の結果、英語の速読のスピードが上がった点で有意な差が示されたが、読解問題に対する正解率には差は見られなかった。また③の英語読書量と①②データとの相関性は認められなかった。これらの結果の要因は何かを検討するために、任意で提出してもらった感想文を基にテキスト分析を行う予定である。被験者がどのように英語の多読活動や速読活動に取り組んでいたのか、またどのように感じてそれらの活動を行っていたかを探ることで、英語学習(特にリーディング)に対する動機づけのメカニズムの解明にも繋がると考える。
令和3年度は学会発表が困難であったため、令和4年度は研究分担者とともに国内・海外の学会に参加したいと思う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

令和3年度は予定していた研究データを全て採取し、令和4年度に同様の手法で取得するデータとの比較基礎データを得ることができた。
スムーズなデータ回収の要因として、オンラインによるアンケート実施が挙げられる。これにより、被験者の入力の手間を大幅に軽減できたと考える。
また感想文もテキストファイルでの提出としたため、今後のテキスト分析も順調に進むと予想される。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度も令和3年度と同様にデータを採取し、前年度との比較分析を行い、その結果を基に医療系学部(看護学部・薬学部)の速読活動および多読活動の傾向およびリーディングに対する学習動機づけを明らかにしたい。
また統計分析結果の要因を明らかにするため、被験者の活動を振り返ったレポートのテキスト分析を進める。分析方法としては、計量テキスト分析ソフト(KHcoder)を利用し、階層的クラスター分析及び共起ネットワーク分析を実施する予定である。これにより被験者が英語の読解に関する態度や考え方がどの様に変化しているかを通時的に理解する。
また分析結果を学会発表を行い、他の研究者からフィードバックを得たいと考える。特に国際学会に参加し、分析結果が示している傾向が日本特有のものなのかを海外の研究者と議論を深めたいと考えている。

Causes of Carryover

令和3年度はコロナ感染対策として、様々な学会が中止およびオンラインでの開催になったため、学会参加の旅費等の使用が不要であったことが計画通りの研究費運用が出来なかった大きな要因であると考える。
令和4年度は研究大会を実施する学会も増えてくることが予想されるので、令和3年度に行えなかった国内外での研究発表を実施する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi