2023 Fiscal Year Research-status Report
Unravelling the mechanism of English learning motivation and learning behaviours outside the classroom through the use of experience sampling methods
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21K00705
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
田口 達也 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70411189)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 授業外学習 / 英語学習 / 経験サンプリング法 / 学習意欲 / 英語使用 / 学習行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、教室外における英語学習意欲・学習行動についての調査研究の一環として、学習者の日々の思考・感情・行動等を調査する方法を確立すること、および、それらのメカニズムを解明することを目的としている。本研究で行う調査の主たるものとして、調査方法の開発(第一段階)、日常生活における英語についての学習意欲と学習行動の状況と要因の把握(第二段階)、そして、重要要因の調整による英語への学習意欲・学習行動に関する介入(第三段階)がある。そして、最終的には、これらの調査結果を踏まえ、教室外学習における効果的な英語学習指導方法を提案する。 今年度はまず、前年度に収集したデータの一部の分析を行い、その成果を国際学会での発表により公表した。その分析結果から明らかになったことは、学習者は授業や授業に関連した自習で英語を使ったり勉強したりする必要性を感じることが多い一方で、学校やアルバイトへの移動中や、1人での余暇活動時間中など、授業に関連しない日常の生活時間においてでも、英語を使ったり勉強したりする必要性を感じることが多いということである。また、英語を勉強しないといけないという内的要因よりも、英語を使わなければいけないという外的(環境的)要因の方が、実際の学習活動に影響を与えている傾向があることも明らかとなった。 次に、この最初の調査結果を踏まえ、収集したデータの全体的な考察を開始した。まずは内的要因、外的要因それぞれが学習活動に与える影響を定量化し、その効果を最大にするための具体的な方法の検討に入った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度に収集したデータの分析を目下継続中で、第三段階の準備はこれから行うこととなる。
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Strategy for Future Research Activity |
第二段階の分析を終え、第三段階の準備とデータ収集及びデータ分析を行い、授業外における英語学習方略を探る予定である。
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Causes of Carryover |
研究の第三段階目を実施後に、国際学会での成果発表を行うことを計画していることから次年度使用が生じている。
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