• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

The Development, Performance, and Evaluation of a Standard Test Based on the Foreign Language Activities: Focusing on Subject Content Studies

Research Project

Project/Area Number 21K00738
Research InstitutionMorioka College

Principal Investigator

石濱 博之  盛岡大学, 文学部, 教授 (00223016)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords外国語活動 / 教科内容 / 評価 / テスティング
Outline of Annual Research Achievements

本研究のねらいは、第1に小学校中学年で実施される外国語活動に適した「聞くこと」をねらいとする標準テストを開発する(開発)。第2に、その開発した標準テストを活用して、児童が学習内容をどの程度学んだかについて明らかにする(運用)。具体的に、3年生用、及び4年生用の指導内容を1年間学んだ児童が、「聞くこと」の技能から授業で学んだ内容をどの程度身につけているかを測定・評価すること(分析)にある。第3に、その測定・評価した分析結果から児童の英語理解の困難点について、「聞くこと」との関連において明らかにする(応用)。
2020年度から小学校中学年(3年生・4年生)では、外国語活動が実施されている。学習指導要領で「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」等の観点も示され、2020年度から学習指導要領の内容を実施されている、学習指導要領の目標を念頭に置いて児童の外国語学習を日常的に見取ることばかりでなく、一定の知識や技能の習得・活用に関して児童の技能の習熟度・到達度を明確に評価していくことが、外国語活動に携わる教師に求められている。また、児童の英語力の向上も考慮しなければならないだろう。そこで、外国語活動における「指導と評価の一体化」をすると共に、児童が主体的に言葉(外国語)について学ぶことのための標準的な評価法(標準的な聴解力)を作成しようとした。
2021年度は、科学研究補助費(2014年度(平成26年度)から2017年度(平成29年度))の研究成果を応用して、学習指導要領3つの柱を念頭に入れながら“top-down listening” を促すテスト内容を考慮しつつ教科内容を意識した評価テストの原案を作成するまで至った。即ち、評価テストの原案作成をするに至った。しかしながら、予備調査としての「聞くこと」を取り入れた予備調査をしていないのが現状である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2021年度の科学研究費補助費によって、教科内容を意識した中学年の標準評価テストを開発することを目指していた。科学研究補助費(2014年度(平成26年度)から2017年度(平成29年度))の研究成果を応用して、実際に外国語活動で使用されている『Let Try!1・2』に準拠した、中学年に適した「聞くこと」の技能をねらいとする「標準テスト」の原案を開発するまでに至った。具体的に、『Let Try!1・2』の言語材料・話題を「知識・技能」学習指導要領に基ずく「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」等の観点を取り入れて作成したが、その原案作りにとどまっている。実際には、その原案に基づく予備調査を実施予定であったが、社会状況(コロナウィルの終息未定)によって、予備調査等ができていない現状である。現在は、代替処置を考えて、それに基づく調査を思案中で本調査に臨む予定である。実施場所は、依頼をしながら新潟県の公立小学校で実施することを予定している。

Strategy for Future Research Activity

外国語活動を一年間学んだ児童が、授業で学んだ事柄の内、主として英語の音声面(話すことの「やり取り」「発表」も含む)の理解について、学力の程度を評価する。3つの観点(学習指導要領の目標)が真に評価・評定されているかを検討する。そして、中学年の児童の「聞くこと」と情意面を検証して、学習困難点を抽出して明らかにする。学習困難点を解決する指導法を検討して,小学校高学年の外国語科に繋げる。
2022年度は、次年度に向けて、作成した調査用紙を基にして、データの分析を中心に行い、扱った言語材料を基に到達した言語材料と困難点となった言語材料を分析する。そして、困難点の言語材料の指導方略を明らかにしたい。

Causes of Carryover

2021年度当初は、物品費、旅費、人件費・謝金を計画通りに実行する予定であった。しかしながら、最終的に統計分析を実施するために、物品費SPSS(統計ソフト)をVer.25からVer.28にバージョンアップを考えていた。それが、SPSS(Ver.25)を登録していた会社がなくなり、別会社で特別バージョンアップ形式でやらなければならず、494,670円を費やした。SPSSは最終段階で、調査したデータを分析・検証するために必要であるために購入した。その他で770円を使用したために、残金が4560円になり、次年度(2022年度)に合わせて、物品費(USB購入)や人件費・謝金等に購入したいために、端数の4560円を2022年度に残した次第である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2022 2021

All Journal Article (2 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] 公立小学校教員採用試験における外国語(英語)の出題傾向分析―小学校学習指導要領と英語対話文の対応・関連について―2022

    • Author(s)
      石濵博之・坂田悟
    • Journal Title

      盛岡大学・盛岡大学短期大学部教職研究

      Volume: 3 Pages: 27-37

  • [Journal Article] 公立小学校教員採用試験における「教室英語」の出現頻度の変容と出題傾向の分析2022

    • Author(s)
      坂田悟・石濵博之
    • Journal Title

      盛岡大学社会学部比較文化研究

      Volume: 32 Pages: 61-75

  • [Presentation] 公立小学校教員採用試験における外国語(英語)の出題傾向分析:教科内容に焦点をあてた学習指導要領と英語対話文の対応について2021

    • Author(s)
      坂田悟・石濵博之
    • Organizer
      日本教科内容学会第8回研究大会(盛岡大学)(紙面開催)
  • [Presentation] 児童教育学科学生向けのICTを活用した英語学習ー自律的学者者を育成することー2021

    • Author(s)
      石濵博之
    • Organizer
      盛岡大学文学部児童教育学科研究会

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi