2023 Fiscal Year Research-status Report
The Development, Performance, and Evaluation of a Standard Test Based on the Foreign Language Activities: Focusing on Subject Content Studies
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21K00738
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Research Institution | Miyazaki International College |
Principal Investigator |
石濱 博之 宮崎国際大学, 教育学部, 教授 (00223016)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 外国語活動 / 教科内容 / 聞くこと / 聴解力 / 指導と評価の一体化 / 学習指導要領 |
Outline of Annual Research Achievements |
現行学習指導要領において、外国語活動では「聞くこと」と「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」をねらいとしており、「聞くこと」は他のスキルを支える基本スキル(Skill)と考えられる。そのねらいに応じて、2023年度は教育実践で使用されているであろう『Let's Try1・2』の内容の文構成、語彙、日常会話等(指導書の内容も含む)分析して、児童に出題する言語材料(言語項目)を検討し、素案の問題を作成した。その際に、学習指導要領の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学習する取り組む態度」の観点を 踏まえながら問題作成案を作成した。更に、測定する評価測定テスト(Nation(2013))は、妥当性・信頼性・実用性を必要とされている。これら3つの視点を 兼ね備えた、中学年(3年生・4年生)の児童を対象とした、評価測定テストを作成するまでに至った。そこには、外国語活動における「指導と評価の一体化」を 概念を考慮すると共に、児童が外国語活動で学んでほしい言語材料(言語項目)を考慮した。 アルファベット(文字)の認識、言語材料(やり取りを踏まえた言語項目(会話))、語彙、及び概要を捉える問題について、2022年度に予備調査も実施したデータを分析をして、その一部について口頭発表等も実施した。また、データをエビデンスとして公開していない項目は、2024年度に活字で公表する。更に、2023年度に着手できなかった、1つの教科内容に基づく『標準テスト』調査用紙を2024年12月までに作成・冊子にする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実際に外国語活動に使用されている『Let's Try 1・2』に準拠した「標準テスト」(「聴解力テスト」と情意面の調査用紙)の予備調査を基にほぼ作成した。本調査ができない理由は、宮崎県に調査をする場所がないために困難であった。予備調査を基にした一連の調査テスト基に作成・完成しようと変更した。 次に、教育と文学・語学関係の2つの学会における研究誌編集委員長や、その他の2つの学会における査読委員(英語表現に関する査読委員、英語教育学会の査読委員)をしなければならなかった。それらの仕事に忙殺されて、本来の本研究に時間をあてて、遂行することができなかった。 しかしながら、2つの編集委員長の職責も退任する方向であり、1年延長した2024年度には12月までにはデータに基にした論文を投稿する。更に、1つの「標準テスト」を作成・完成する。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に口頭発表して学会誌に投稿しようとしたが、該当する学会から過去毎年投稿している理由から2023年度は辞退してほしい旨のために投稿できなかった。しかしながら、論文を投稿して、最終的に公開する予定である。また、まだ詳細に分析をしていないデータがあるために、そのデータを学習指導要領の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体的に学習する取り組む態度」の観点からの分析をしていく予定である。その際、学習困難点の要因は何かについて詳細に分析・検証する。 『標準テスト(情意面も含む)』の冊子は、2024年12月までに完成をする計画である。
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Causes of Carryover |
2023年度は2つの学会の紀要編集委員長をしたり、その他の2つの学会の査読委員をしていたために、科学研究費を使った研究活動をする時間に支障が生じた。2024年度に向けて、主に英語教育学会での口頭発表するための旅費等と『標準テスト』の冊子を作成したいために科学研究費を有効に利用するために残した。1年延長した2024年度は最終年度であるために、口頭発表したり、研究論文として投稿したり、標準テストの冊子を作成する。
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