2022 Fiscal Year Research-status Report
リメディアル学生のメタ認知を活性化する英語指導法の研究
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21K00748
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
牧野 眞貴 近畿大学, 法学部, 准教授 (90581174)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | メタ認知 / リメディアル / 学習振り返り |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,リメディアル学生のメタ認知を活性化する英語指導法の開発および,指導実践に向けた教師のための指導マニュアルを作成することである。コロナウィルス感染拡大の影響で,2021年度は対面形式での学会実施が難しく,オンラインで実施された学会では,研究者の発表を聞くことはできても,こちらから複数の質問をすることや,時間をかけて話し合うことが難しかった。また参加者同士の交流の機会もなく,渡航制限で海外の学会に参加することもできなかった。さらに,2021年度は勤務校でオンライン授業の回数が対面授業の回数を上回ったため,十分な実践ができず,研究に遅れが見られた。しかしながら,2022年度は対面授業が可能となり,前期授業で振り返りを重視した授業を実施するとともに,それに対する学生へのインタビューを実施し,指導法を見直した。修正した指導法を後期授業で実施し,指導法の完成度を高めた。また,2022年度は世界各国の入国制限が緩和されたため,シンガポールおよび米国で開催された国際学会に参加し,自身の研究成果を報告した。その際,世界の研究者と交流することができ,さらに他の研究発表からも豊富な情報を得ることができ,自身の研究に有益な機会となった。2023年度は国内外の学会で得た知見を基に,指導法の最終的な修正や,指導マニュアルを完成させる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度はコロナウイルスの感染拡大で研究に遅れが見られたが,2022年度は授業形態も対面に戻り,満足のいく授業ができた。対面形式での学会の数も増えたため,予定通りとはいかないまでも,前年よりも多く学会に参加することができたため,研究に有益な情報を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は指導法や指導マニュアルを完成させるため,国内の学会で可能な限り多く研究発表を行い,自身の研究について同分野の研究者から助言や意見を得る。2023年度後半には指導法及び指導マニュアルについて執筆活動を行い,リメディアル教育に携わる研究者に貢献したい。
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Causes of Carryover |
2022年度前半は,日本の入国規制が厳しく,国際学会に参加することを躊躇した。また,国内の学会もオンラインが主流で,予定していた旅費が使用できなかった。2023年度は渡航規制や学会の形式がコロナ前に戻ることに期待できるので,昨年の分まで旅費を使用する。
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Research Products
(3 results)