2021 Fiscal Year Research-status Report
既知の理数系内容を扱った英語教科書による高専低学年のための英語授業モデル
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21K00752
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Research Institution | Gifu National College of Technology |
Principal Investigator |
亀山 太一 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (60214558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 晶子 富山高等専門学校, その他部局等, 教授 (40231790)
武田 淳 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (60270196)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 理工系英語 / アクティブラーニング / 高専英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高等専門学校(高専)の低学年(高校1~3年生に相当)で実施する英語授業において、学生にとって既知でありかつ興味関心の高い理科・数学の内容を題材として扱うことで、高専生の英語学習に対する意欲を高めると同時に、理工学を専攻する学生に必要な英語力の基礎を養う初級理工系学生のための英語授業モデルを作ることである。 ここでいう理工系分野を専攻する学生に最適化された英語教材とは、学生にとって既知であり、かつ興味関心の高い理科・数学の内容を題材として扱うものを指す。すなわち、小・中学校や高校で習う数学や理科(物理、化学、生物、地学)に関することがらを英語で表現できるようにするための語彙、文法表現などを扱った教科書、教材である。これを使い、Eラーニング(EL)やアクティブラーニング(AL)を取り入れた授業実践を重ねると同時に、さらなる新たなEL・AL教材群を作成・蓄積する。さらには、その成果として得られた知見および教材等を公開、普及させる。 本研究代表者および研究分担者は、それぞれの勤務校において担当する英語の授業に本研究の対象となる英語教科書すなわち Fundamental Science in English シリーズ(成美堂2019)を使用し、本研究の趣旨に沿った授業実践を行いつつ、その効果を最大化するための副教材あるいは授業形態の研究を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
勤務校における日常的な授業では、本研究の趣旨に沿った教科書をフル活用した授業実践が可能であり、その中で多くの知見を得ながら新たな授業マテリアルの開発を行うことができている。特にコロナ禍で遠隔授業を強いられたことも、そのための教材開発及び授業実践を行ったことが逆にメリットとして働いた。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定に従って授業実践および教材開発を継続し、各種学会及び研究会等で発表することで本研究の成果をできるだけ多くの高専に広げていきたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により会議のための出張がすべて不可となったため、旅費の執行ができなかった。
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