2022 Fiscal Year Research-status Report
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21K00754
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
濱田 陽 秋田大学, 高等教育グローバルセンター, 准教授 (00588832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳川 浩三 法政大学, 理工学部, 准教授 (70616846)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | リスニング語彙 / 筆記語彙 / リスニング / シャドーイング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度の研究であるaural vocabulary, orthographic vocabulary, listening comprehension skillsの関係の詳細分析を行い、国際誌に掲載した。本研究では、155名の実験協力者である大学生のデータを分析した。LVLT(リスニング語彙), NVLT(語彙), TOEIC Part I&II形式(リスニング)の問題を解き、それぞれの関係を、相関分析・重回帰分析にて分析した。その結果、LVLTとNVLTにはスピアマン相関係数.70が確認された。LVLTとリスニングには.34, NVLTとリスニングには.47と、筆記語彙であるNVLTとリスニングの相関の方が高かった。また、NVLTのAcademic Word List, 4000語レベル、2000語レベルの語彙は、リスニングの27%の説明率、LVLTにおいては、Academic Word Listの語彙で8%の説明率となった。他の先行研究をもとに、当初、リスニング語彙であるLVLTの方がリスニングテストとの相関、説明率ともに高いと予想したが、本研究では、筆記語彙であるNVLTの方が高かった。そのため、今後、この結果がこの実験のみに当てはまるのか、それとも他の学習者にも当てはまるかのつい調査を行うかを検討中である。 その一方で、Selective attentionを利用したリスニング語彙習得法として、Selective-shadowingの応用を開発中である。具体的には、2000語レベルのリスニング語彙について、どの程度aural vocabularyが習得できているかを、初めに調査した。その後、Selective-shadowingを練習法として使い、リスニング語彙力が向上するかを検証した。結果については、次年度以降に論文出版を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き、コロナ禍による制限があったため、研究者同士の打ち合わせや実験の計画がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
リスニング語彙よりも筆記語彙がリスニングとの結びつきが強かったことに関して、追実験を行うか検討する。関連して、リスニングにおいての日本人学習者の問題点を検証し、リスニング語彙指導の一助とする。今年度行った実験の論文掲載を目指す。
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Causes of Carryover |
コロナ禍による影響で研究が若干遅れている事、特に予定していた出張がこの2年間ほぼできなかったことが大きい。今年度は、状況を見て、出張を再開し、同時に論文執筆・実験も進めるために経費を使用する予定。
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Research Products
(3 results)